SNSと本で情報の種類は全く違う
英語(英検対策)・国語・社会・理科を教えている左雲(さくも)です。小学生低学年から高校生まで、年代を問わず幅広く担当しています。
わたしのブログでは、日々の授業での経験をもとに、勉強の取り組み方や成功事例、時には生徒と話し合った時事問題などについて綴っています。
今回は、授業の中で生徒たちと話していて感じる情報の取り方について書いていこうと思います。
現代の生活に欠かせないSNSと、大人も子どもも読む時間が減っているとされる本。この2つでは、得られる情報の種類が全く異なります。
それぞれの利点とふれ方について考えてみます。
「点の情報」と「線の情報」
「先生、これYouTubeで言っていました!」と、生徒たちが最新のニュースや知識を教えてくれることがあります。
今の時代、お金をかけずともYouTubeなどでいくらでも英語や社会のコンテンツに触れることができます。スマホ一つで簡単に調べ学習ができるのは、非常に大きなメリットです。
しかし、SNSや動画サイトで得られる情報の多くは断片的な「点の情報」です。背景を無視して語られるものが少なくありません。
一方で本は、著者が論理的な文章の組み立てを考え、結論から理由付けまでを順序立てて構成した「線の情報」といえるでしょう。
文法や単語を正確に学ぶことで論理構成が理解できるようになるのと同様に、本を読むことは文章のつくりに注目し、深い読解能力を養うことにつながります。
情報を見分ける力
SNSなどのインターネット情報は、時にアルゴリズム(コンピューターの考え方)によって偏った情報が表示されることもあります。
そのため、一方的に知識を教わるだけではなく、自分で調べて発表したり、別の視点を提示されたりするプロセスが不可欠です 。
「なぜそうなるのか?」という背景まで深く知るためには、断片的な情報だけでは十分ではありません。
一冊の本を通して体系的に学ぶ、急がば回れの姿勢が、長い目で見たときに、結果として学習をスムーズに進める手がかりになります。また、本を読むときは、同じテーマのものをいくつか読んでみることをおすすめします。
本であっても必ずしも正しいことが書かれているわけではありません。知識を蓄えた上で、何が正しいかを判断することができるようになります。
一冊本を読んだだけで何もかもわかってしまうのであれば、この世界に研究者はいなくなってしまうでしょう。
思考力を育むためには
断片的な情報をクイズ感覚で楽しむのも一つのきっかけとしては良いですが、そこから一歩進んで、地域の特色や歴史を「調べてまとめる」という能動的な取り組みこそが、思考力を身につける近道です。
わたしの場合は、歴史の年表や時代ごとに起こった出来事をまとめたノートを作って、それを何度も見返して勉強していました。
調べてまとめる作業を繰り返すうち、この出来事は何とつながっているのか、と考えるようになり、そこから歴史について考える力が身についたと思います。
最後に
海外在住者の皆さんは、日本の本が手に入りにくい環境にいるかもしれませんが、今は電子書籍なども活用できます。SNSで見かけた「点」の知識を、本を使って深い学び、学問という「線」に繋げていきましょう。
次のブログもお楽しみに!
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