【英検】現地校のエッセイと英検の英作文の対策は全くちがう

英語(英検対策)・国語・社会・理科を教えている「しょうた」です。小学生低学年から高校生まで、年代を問わず幅広く担当しています。

わたしのブログでは、日々の授業での経験をもとに、勉強の取り組み方や成功事例、時には生徒と話し合った時事問題などについて綴っています。

現地校に通って3年目になる中学2年生の生徒さんがいます。英語で話すのも読むのもとても速い子です。ところが、英検2級の英作文だけは点が伸びません。書いたものを読むと、内容はおもしろいのに、問いに答える前に自分の体験談が長く続き、理由が1つしかありませんでした。

英検の英作文は、採点のルールが先に決まっている

英検2級の一次試験では、2024年度からライティングが2題になりました。英文を45〜55語で要約する問題と、TOPICについて意見と理由2つを書く問題(語数の目安は80〜100語)です。

英検協会は採点の観点を「内容・構成・語彙・文法」の4つと公表しており、問題冊子には、TOPICに示された問いの答えになっていない場合やTOPICからずれていると判断された場合は0点と採点されることがある、と書かれています。

現地校で評価される個性的な書き出しや長い体験談は、ここでは点になりにくい。

わたしが授業で感じているのは、これは英語力の問題ではなく、競技のルールが違うだけだということです。

練習は「型」を体に入れるところから

意見論述は、次の順番で書く練習をします。1文目で問いに対する答えをはっきり書く。First、Secondで理由を2つ挙げ、それぞれに具体例を1文つける。最後の1文で、最初の意見を別の言葉で言い直す。

これを週2回、毎回同じ型で書きます。現地校の課題と混ざらないように、英検用のノートは分けておくと切り替えがしやすくなります。

要約は、段落ごとに要点を1文ずつ書き出し、それをつなぐところから始めます。本文の文をそのまま写さず、自分の言葉に言い換えるのがポイントです。

書いたら、4つの観点で自分で採点する

書き終えたら、問いに答えているか、理由は2つあるか、同じ単語をくり返していないか、文の形が単調になっていないかを確かめます。わたしの授業では、現地校で書き慣れた子ほど語彙と文法は強く、内容と構成で点を落とす傾向があります。

なお、帰国生入試で英検の級をどう扱うか(出願資格にするのか、加点するのか、使わないのか)は、学校ごと・年度ごとに異なります。出願前に必ず志望校の最新の募集要項を確認してください。そのうえで、「問いに答えてから理由を述べる」という順番は、英作文でも面接でも役に立つ力です。

おわりに

帰国までの時間は、思っているより短いものです。現地校で英語を広げる時間と、英検の型に収める練習の時間。海外にいる今だからこそ、その両方を少しずつ積み重ねていけます。

毎日の英語の力を、試験で伝わる形に整えて、日本に持ち帰りましょう。

優心オンラインでは、海外在住者専門の個別指導塾として、指導経験の豊富な講師陣が、生徒一人ひとりの理解度や興味、学習環境に合わせてきめ細やかなサポートを行なっています。

ただ勉強ができるようになることを目指すのではなく、ひとりひとりのお子さんが楽しんで勉強に取り組み、生きる力を身につけることに重きを置いています。

海外にいながら、日本の学校の学習に合わせて進めることも可能です。

お子さんの学習について何かご不安な点があれば、ぜひ一度当塾にご相談ください。

参考文献