【英語・英検】英語の「苦手」は、ある学年で一気に増えます

英語(英検対策)・国語・社会・理科を教えている「しょうた」です。小学生低学年から高校生まで、年代を問わず幅広く担当しています。

わたしのブログでは、日々の授業での経験をもとに、勉強の取り組み方や成功事例、時には生徒と話し合った時事問題などについて綴っています。

中学生のころは「英語、そんなに嫌いじゃない」と言っていた子が、しばらくすると「英語がいちばん苦手」と言うようになる。授業をしていると、わりとよく出くわす場面です。

これはわたしの気のせいではなく、調査にも同じ形が出ているようです。

高1で29.2%、高3で36.4%

文部科学省が2026年4月30日に公表した「令和7年度 英語教育に関する調査研究」という報告書があります。ベネッセコーポレーションが、GTECの受検データなどをもとに小中高生の英語力を分析したものです。

このなかの高校生向けの調査(2024年度)によると、「英語がもっとも得意だ」と感じる生徒は1年生18.5%、2年生17.7%、3年生15.9%と、学年が上がるほど減っていきます。逆に「英語がもっとも苦手だ」と答えた生徒は、1年生29.2%、2年生29.5%、3年生36.4%。3年生では、全教科のなかで最多でした。2年生までは横ばいで、最後の1年で一気に増えているのが分かります。

伸びていないのは「書く」と「話す」

同じ報告書では、高校生の4技能を分けて見たときに、どの学年でも「書くこと」「話すこと」が下降または横ばいだったとされています。小学6年生のほうにも気になる数字があり、CEFRのA1に達した割合は2019年の38%から2021年に64%まで上がったあと、2024年は55%に下がりました。

読んで理解する力に比べて、自分から出す力が積み上がりにくい。この差が、学年が上がって長い英文を書いたり話したりする場面が増えたときに、「苦手」という一語になって出てくるのだと思います。

知っている英語まで分解する

授業で「昨日は何をしたの」と英語で聞くと、多くの生徒が固まります。頭の中では「塾に行って数学を2時間やった」という日本語ができていて、それをそのまま英語にしようとして止まってしまうのです。

そこでわたしは、「今の自分が確実に言える形まで分解してみて!」と伝えています。

I studied math yesterday. It was hard.

この2文で十分に通じます。完璧な一文を作ろうとして黙ってしまうより、知っている単語と文型に言いたいことを乗せ換えるほうが、結果的に書く力も話す力も伸びます。これは技術なので、練習すれば必ずできるようになります。

おわりに

英語に触れる量が多い環境にいても、「書く・話す」が伸び悩むことは珍しくありません。日本を離れて暮らしていると、聞き取りや会話には慣れても、自分の考えをまとまった英文にする練習だけが抜け落ちやすいからです。言えることの範囲を確かめながら、少しずつ広げていけば大丈夫です。

優心オンラインでは、海外在住者専門の個別指導塾として、指導経験の豊富な講師陣が、生徒一人ひとりの理解度や興味、学習環境に合わせてきめ細やかなサポートを行なっています。

ただ勉強ができるようになることを目指すのではなく、ひとりひとりのお子さんが楽しんで勉強に取り組み、生きる力を身につけることに重きを置いています。

海外にいながら、日本の学校の学習に合わせて進めることも可能です。

お子さんの学習について何かご不安な点があれば、ぜひ一度当塾にご相談ください。

参考文献