【連載最終回】講師が一時帰国中にすること :人と会う
英語(英検対策)・国語・社会・理科を教えている左雲(さくも)です。小学生低学年から高校生まで、年代を問わず幅広く担当しています。
わたしのブログでは、日々の授業での経験をもとに、勉強の取り組み方や成功事例、時には生徒と話し合った時事問題などについて綴っています。
連載最終回!「講師が一時帰国中にすること」
3回に分けて連載している「講師が一時帰国中にすること」ですが、今回が最終回となります!
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またしても学習とは関係ない、と思われるかもしれませんが、最終回のテーマとしては、「人と会う」ことも、実は学習と密接に結びついているよ、ということを書いていこうと思います。
海外在住で、一時帰国中のお子さんの学習に対して不安を抱いているお父さん、お母さんに参考にいただけると幸いです!
多様な世代との交流が「思考の器」を広げる
日本に滞在している間、私は意識的に旧友や恩師、あるいは仕事仲間など、多くの人と会う時間を作ります。これは私にとって、一時帰国中の楽しみであり、自身の教える力や学ぶ力をアップデートするための大切なインプットの時間でもあります。
海外の多言語環境で生活しているお子さんにとって、日常的に接する日本語の相手はどうしても家族や限られたコミュニティに限定されがちです。
しかし、言葉は「伝える道具」であると同時に「考える道具」でもあります。
一時帰国中に、祖父母や親戚、あるいは地元の友人といった「家族以外の他者」と会話をすることは、相手に合わせて言葉を選ぶという高度な言語活動を促します。
日常会話では使わないような語彙や表現に触れることで、言葉が出づらくなっていた状態から、再び語彙の幅が広がり、学習言語としての国語力が大きく育まれるきっかけとなります。
「自分を語る」ことで磨かれる客観的な視点
また、日本に住む人々に「海外での生活」について説明する機会は、お子さんにとって最高の「アウトプット」の場となります。
自分の経験を他者にわかりやすく伝えるためには、情報を整理し、論理的に構成する力が必要です。
これは、作文や小論文、あるいは社会科などの記述問題で求められる能力と直結しています。
日本とは異なる環境で日々奮闘している経験を言葉にすることは、その子の中にある「異文化の中で磨かれた鋭い観察眼」を再確認する作業でもあります。
他者からの「すごいね」「それはどういうこと?」という反応を通じて、自分の経験が「その子だけの価値」であることを実感できれば、それは学習に向かう大きな自信へと繋がります。
三つのルーティンから「生きる力」へ
全3回にわたり、「書店に行く」「美味しいものを食べる」そして「人と会う」という私の一時帰国ルーティンをご紹介してきました。
一見すると学習とは無関係に思えるこれらの行動は、実は、すべてお子様の「生きる力」を育むための大切な行動にも繋げて考えることができるものでした。(一部こじつけのような部分もあったかもしれませんが・・・笑)
優心オンラインでは、海外在住者専門の個別指導塾として、生徒一人ひとりが一時帰国や異文化生活の中で得た唯一無二の経験を、確かな学力へと繋げられるようサポートしています。
机上の勉強だけでなく、日本で五感を揺さぶられたすべての体験が、お子様の将来を照らす自信に満ちた一歩になることを願っています。
お子様の学習環境や日本語保持についてご不安があれば、いつでも当塾へご相談ください 。