書くことがラクになる方法を伝授します!
英語(英検対策)・国語・社会・理科を教えている左雲(さくも)です。小学生低学年から高校生まで、年代を問わず幅広く担当しています。
わたしのブログでは、日々の授業での経験をもとに、勉強の取り組み方や成功事例、時には生徒と話し合った時事問題などについて綴っています。
「何か書いてみて」と言われて、スラスラと筆が動く人はそう多くありません。
白い画面や紙を前にして、「何を書けばいいのかわからない」「間違った言葉を使ったらどうしよう」と手が止まってしまう。
そんな書くことへの抵抗感は、実は大人も子どもも共通の悩みです。
特に私が日々向き合っている海外在住の生徒たちの中には、数年後に帰国子女枠での中学・高校受験を控えている子が多くいます。
彼らにとって「書くこと」は単なる自己表現ではなく、合否を分ける重要なスキルです。
今回は、塾講師として多くの帰国予定生の書く力に向き合ってきた経験から、そして、ライターとしての活動を行っているわたしから、書くことへのハードルを劇的に下げるための練習法についてお話しします。
正解を探すのをやめる
書けない最大の原因は、自分の中に正解の文章という高い壁を作ってしまうことにあります。
特に英会話などで感覚的に言語を使うことに慣れている生徒は、いざ文章を書こうとすると正確に伝えられているだろうかと不安になり、筆が止まってしまいがちです。
まずは、「正解」ではなく「素材」を出すことを意識してみましょう。
頭の中にあるモヤモヤとした感情や断片的な情報を、まずは箇条書きでいいので書き出してみる。
料理に例えるなら、いきなり完成品を作ろうとするのではなく、まずは冷蔵庫から材料を机に並べる作業です。
材料さえ揃えば、あとはどう調理するかを考えるだけ。この「素材出し」のフェーズを独立させるだけで、心理的な負担はぐっと軽くなります。
自分の中に文章の型を持つ
素材が揃ったら、次はそれをどう並べるかです。
ここで「型」の出番です。
帰国子女枠の入試における小論文や作文では、単なる感想ではなく、論理的な文章の組み立てが厳しく評価されます。
小論文や作文では、書きながら構成を考えて迷子になってしまうのを防ぐため、わたしは、シンプルな結論先出しの構成をおすすめしています。
結論(主張): 私はこう思う / これについて書きたい
理由: なぜなら、〇〇だからだ
具体例: 例えば、こんな経験があった
再び結論(まとめ): だから、私はこう考える
「結論を先に書き、後から理由づけをする」というこの型は、日本語でも英語でも、あるいは他の言語でも共通する普遍的なルールです。
この型に沿って素材を当てはめる練習を繰り返すと、文章の「つくり」に注目するくせがつき、自然と読解力も向上していきます。
さらに、とても重要なのは、型を作り方はここで紹介したものだけではありません。何のために書くのか、どんな場所(メディア)で書くのかによって全く異なっています。
様々な媒体(ブログ、ニュース、本)で見比べてみるといいかもしれません。
だれかに話しかけるように書く
試験で文章を書くことがあるみなさんにとって、文章を「試験のためだ!」ととらえすぎると緊張してしまいます。
そういう時には、まずは「だれかへの手紙」だと考えてみてください。
「お母さんに今日の出来事を説明するなら?」「日本の友達に、今住んでいる国の面白さを伝えるなら?」と想像するのです。
話し言葉に近い感覚で書き始めることで、文章に血が通い、あなたらしいリズムが生まれます。
後から丁寧な表現や正しい文法に整えればいいのです。
まずは「伝えたい」という熱量をそのまま紙に落とし込むことが、抵抗感をなくす一番の近道です。
書くことは、自分自身と対話する時間でもあります。最初は短文でも、型が崩れていても構いません。大切なのは、自分の思考を外に出す心地よさを知ることです。
さいごに
特に、近い将来に日本への帰国や受験という大きな転機を控えている皆様にとって、自分の考えを論理的に言語化する力は、新しい環境へ飛び込むための強力な武器になります。
海外生活で得た多様な経験や、そこで感じた熱量を、ぜひ自分なりの「型」に乗せて整理してみてください。その一歩が、日本での新しい生活や、その先の未来を切り拓く自信へとつながるはずです。
優心オンラインでは、海外在住者専門の個別指導塾として、海外在住経験の豊富な講師陣が、生徒一人ひとりの理解度や興味、学習環境に合わせてきめ細やかなサポートを行なっています。
ただ勉強ができるようになることを目指すのではなく、ひとりひとりのお子さんが楽しんで勉強に取り組み、生きる力を身につけることに重きを置いています。
海外にいながら、日本の学校の学習に合わせて進めることも可能です。
お子さんの学習について何かご不安な点があれば、ぜひ一度当塾にご相談ください。