【国語】保護者様との連携でレッスンをより充実させる【レッスン日記】
家庭教師のレッスンは、学校や塾の授業とは少し性質が違います。限られた時間の中で子どもに合った学びをどう作っていくか。その鍵を握るのが、保護者様との連携です。
参考書が3冊あるJさんの場合
今回ご紹介するのは、小学2年生の国語を学んでいるJさんのケースです。Jさんには、メインで使っている教材のほかに3冊の参考書がありました。1冊は学校の教科書に沿った内容で、残り2冊は漢字をメインに扱ったもの。
「とりあえず全部をやりましょう」とすると、時間も気持ちも追われてしまい、消化不良になってしまいます。そこで、私が引き継ぐ形でレッスンを担当することになった際に、まずは使用する教材の整理を行いました。具体的には、「レッスンで取り扱うもの」「宿題で活用するもの」に分けて役割をはっきりさせることにしました。
この工夫により、Jさんも「今日はこれをやるんだ」と流れが分かりやすくなり、学習への見通しをもつことができました。
保護者様との相談で方向性を決める
教材の整理に加えて大切なのは、保護者様との相談です。私は「どんな力をこの一年で身につけさせたいか」「小2レベルをいつまでに終わらせたいか」といったゴールを最初に伺いました。ここを共有しておくことで、単に問題を解くだけではなく、「今なぜこの学習をしているのか」という意識をJさん本人にも伝えることができます。
実際にJさんの場合は、「授業では理解を中心に進め、宿題では反復練習をする」という分担に落ち着きました。その結果、宿題を進めるときも「授業の続き」として見通しが立ち、学習がよりスムーズになったようです。
家庭教師だからできる学びの形
学校や集団塾の授業はどうしても一律のカリキュラムに沿うため、個々の希望やペースに対応しづらいところがあります。一方で家庭教師は、子どもと保護者様の希望を柔軟に取り入れ、その子にとって一番効果的な学びの形を組み立てられるのが強みです。
今回のJさんのケースでも、「教材の取捨選択」「宿題と授業の役割分担」「学習ゴールの共有」といった工夫を行うことで、限られたレッスン時間がぐっと濃くなりました。本人も「レッスンの流れが分かるから安心する」と話してくれています。
保護者様と子ども、そして家庭教師。この三者の意思を合わせることで、学びはより充実したものになります。これからも一人ひとりに合ったオーダーメイドの学びを作っていけるよう、対話を大切にしていきたいと思います。
(沢村)