【コラム】AI時代に必要な「考える力」

最近はニュースや学校の話題の中でも「AI」という言葉を聞くことが増えてきました。
実際、私の友達で大学生の子がいるのですが、「大学の課題はChatGPTを使ってるからすぐ終わらせている」と教えてくれました。時代が変わったなあと感じる瞬間です。

でもここで大事なのは、「AIが答えを教えてくれるから勉強しなくていい」ということではない、ということです。むしろこれからは、AIをうまく使うために人間が「どう考えるか」がますます重要になっていくのだと思います。

AIができること・できないこと

AIは膨大な情報を整理して、正しそうな答えを返すことがとても得意です。
たとえば算数の計算や歴史の出来事の確認なら、あっという間に答えを見つけられます。

でも一方で、「なぜその答えになるのか」「自分はどう考えるのか」といった部分は、AIが代わりにやってくれるものではありません。
小論文や面接試験で問われるのも、まさにこの「自分の考えをどう表現するか」という力です。

考える力は日常から育つ

では、その「考える力」はどのように身につくのでしょうか。
実は、特別なことをしなくても、日々の会話や授業の中で少しずつ育てることができます。

たとえば授業中の雑談で「なぜスイカに種があるの?」「どうして建国記念日が大事なの?」と聞かれたときに、一緒に調べて考えてみる。
あるいは読解問題で「この主人公はどうしてこんな気持ちになったのかな?」と想像してみる。
こうしたやりとりの積み重ねが、「ただ答えを知る」から「考える楽しさを知る」へとつながっていきます。

AIを使いこなす力に変えていく

AIはこれからますます身近な存在になります。宿題の下調べや作文のアイデア出しなど、使い方によってはとても心強い味方です。
でも、AIに頼りきりだと「答えはあるけど、自分の意見がない」という状態になってしまう危険もあります。

だからこそ、「AIの答えをどう活かすか」「自分の考えはどう違うのか」といった視点が必要になります。
その土台となるのが、普段の学習や会話の中で育まれる「考える力」なのです。

どう向き合うかは自分次第

AIの時代に大切なのは、「考えなくていい」ではなく「考えるからこそAIを使いこなせる」ということ。
勉強の意味も「正解を出す」から「自分の考えを表現する」へとシフトしてきています。

海外で暮らす子どもたちにとっても、こうした力は将来きっと大きな武器になります。
普段の国語の授業や雑談の中からでも「どう考える?」を大事にしていきたいですね。

(沢村)