【コラム】国語は“センス”ではなく“技術”
「国語ってセンスだと思うんです。だから苦手な子は一生苦手ですよね?」
こんなことを思ったことはありませんか?
でも私ははっきりお伝えしたいのです。
国語はセンスではなく、技術です。
「感覚」だけに頼らないでいい
もちろん読書量や語彙力は大切です。ですが、それだけで読解力や小論文の力がつくわけではありません。
国語には「型」や「技術」があります。たとえば、
- 文章を読むときは「誰が・何を・どうした」と整理する
- 小論文は「序論→本論→結論」という流れを意識する
- 接続詞を使って、因果関係をはっきりさせる
こうした技術を一つずつ覚えていけば、感覚に頼らなくても文章を理解したり書いたりできるようになります。
実際のレッスンでの工夫
私のレッスンでも「文章を読むのが苦手」というお子さんは多いです。
でも、段落ごとに要点を一緒に整理して「つまりこういうことだよね」と声に出してみると、驚くほど理解が進みます。
また小論文の練習では「まずテーマを書き出す→目的を一言で書く→論点を3つ考える」という手順を使います。
すると、「どう書いていいかわからない」と言っていた子が、自然と文章を組み立てられるようになるのです。
「国語が苦手」からの脱却
国語が苦手なお子さんの多くは、頭の中で「なんとなくわかる」状態で止まっています。
それを言葉にして整理する“技術”を知らないだけ。
逆にその技術を知ると、「あれ、国語ってちょっと得意かも?」と自信につながります。
実際に、以前は模試で平均点を下回っていた生徒さんが、「段落ごとに要点を抜き出す」練習を続けたところ、数か月で安定して高得点を取れるようになりました。
まとめ:誰でも伸びる教科
国語はセンスがある子だけができる特別な教科ではありません。
技術を積み重ねれば、誰でも必ず伸びる教科です。
海外で暮らすお子さんにとっても同じこと。日本語の「型」を知り、少しずつ練習すれば、確実に力はついていきます。
実際、私自身も小中高において苦手科目の一つで、特に中高の中間テストでは平均点マイナス10点をよく取っていました。しかし、大学受験の勉強を本格的に始めてから国語の勉強についてのコツを知ることで、大幅に点数を上げることができ、国語アレルギーから脱却することができました。
「うちの子は国語が苦手だから…」と諦める必要はありません。
大事なのは、センスを待つことではなく、技術を学んでいくこと。
その一歩を踏み出せば、国語はもっと身近で、自分の味方になる教科になるはずです。
(沢村)