【コラム】勉強は効率よりも習慣が大事?

最近よく耳にするのが「効率的な勉強法」や「短時間集中で成果を出す」といった言葉です。もちろん効率よく学ぶ工夫は大切ですし、やる気を持続させる上でも役立ちます。でも、私がレッスンをしていて思うのは、子どもにとって本当に大事なのは“効率”よりも“習慣”だということです。

効率よくやることの良さ

効率的に学ぶ方法には確かにメリットがあります。短い時間で集中できれば達成感が得やすく、気持ちが前向きになります。また、試験前や忙しい時期など「時間が限られているとき」には、効率を意識した勉強法はとても有効です。

ただし、効率だけを追い求めてしまうと「今日はやらなくてもいいや」となってしまうこともあります。勉強を“特別なイベント”のように考えてしまうと、続けることが難しくなるのです。

習慣の力は想像以上

一方で、「習慣」として勉強を生活の一部にしてしまうと、学力はぐんと安定します。たとえば、毎日同じ時間に机に向かう、1ページだけでもワークを進める、寝る前に漢字を1問確認する。これらは小さな積み重ねですが、確実に力になっていきます。

海外に住んでいる子どもたちの中には、学校の宿題が少なかったり、日本語を学ぶ環境が限られていたりする子もいます。そのため「毎日ちょっとだけでもやる」習慣が、とても大きな意味を持つのです。

習慣を身に付けるための宿題

実際のレッスンでは、私は宿題とレッスンのサイクルが成り立つように一人ひとりに合わせて考えています。

例えば、国語のレッスンでは、ワークの問題をあらかじめ解いてきてからレッスンで確認する子もいれば、漢字の学習を毎回出して授業の初めにチェックしています。算数のレッスンでも同様に、ワークの問題を宿題で解いてきてレッスンで確認と新しい単元の確認を行っています。

このように一見一人でもできそうなことでも、マンツーマンという生徒と先生の結びつきがあるからこそ私たちは「勉強をする習慣」を身に付けるお手伝いができるのです。

習慣は海外生活の味方

特に海外に暮らす子どもたちは、環境の変化が多く、生活のリズムも不規則になりがちです。だからこそ「毎日少しだけでも机に向かう」という習慣は強い味方になります。学校や塾が変わっても、自分のリズムを持っている子は安心して勉強を続けられるのです。

効率的に学ぶことも大事ですが、それ以上に大切なのは「習慣化すること」。勉強を特別なことにせず、毎日の生活に自然に組み込むことができれば、長期的に大きな差となって現れます。海外に住んでいるからこそ、日々の小さな積み重ねを意識してみてくださいね。

(沢村)