【コラム】「本を読むって意味あるの?」そんな声が聞こえたときに

国語が苦手な保護者の方から「うちの子は本を読まないから、、、」と聞くことがあり、

どうにかして読ませたい親 VS 日本語の本は読みたくない子ども

なんて構図ができていませんか?

というよりも、そもそも

「本を読むって、意味あるの?」

そう思いませんか?

読書は大事。そう教わってきたし、親としても「本を読んでほしい」と願うもの。
でも子どもにとっては、「なんのため?」がわからなければ、ただの“めんどくさい宿題”に感じてしまうこともあります。

「読むこと」は“考えること”の練習

本を読むことで、子どもたちはたくさんのことばや表現、考え方に出会います。

たとえばある物語を読んで、


「この登場人物はなんでこう言ったんだろう?」


「自分だったらどうしたかな?」


そんなふうに、静かに頭の中で“対話”が始まっているんです。

これはまさに、思考力のトレーニング
音読や文章問題にまだ抵抗があるお子さんも、まずは「読むって面白いかも」と思える経験から始めたいところです。

 読書で「知識」だけでなく「感情」も育つ

本の中では、自分が経験したことのないような世界が描かれます。

・世界の反対側で暮らす人の物語
・動物や自然をめぐるドキュメンタリー風の話
・友情や家族愛、すれ違いや葛藤のエピソード

そこから子どもたちは、想像力や共感力を育てていきます。
「自分とちがう誰か」を知ることは、これからの社会を生きるうえでも大きな力になります。

 それでも「本は苦手」なお子さんには?

「本を読むのが好き」と言える子ばかりではありません。
無理に分厚い本をすすめても、かえって逆効果になることも。

そんなときは、
・ 好きなテーマ(恐竜・宇宙・スイーツなど)
・ 短めのエピソードが集まった本
・ マンガや図鑑、写真が豊富な読みもの

などから“ちょっと気になる”を見つけるところから始めてみてください。

また、読んだあとに「どんなお話だった?」「好きな場面あった?」といった会話のやりとりも、「読むって楽しい」に変わるきっかけになります。

「本を読む意味」を、今すぐには感じなくても

子どもにとって、「意味があるかどうか」はすぐにはわからないものです。
でも、読んだ記憶や、そこで感じた気持ちは、確実に心のどこかに残っています

大人になって、「あのときの本、印象に残ってるな」と思い出すこと、ありますよね。

私も小学生になって突然、青い鳥文庫に出会い『黒魔女さんが通る!』や『若おかみは小学生』をよく読んでいました。(世代がバレますね(笑))

また、中学生になるとケータイ小説が流行ったり、かっこつけで有名文作に手を出してみたりと本とともに様々な思い出があります。

だからこそ、焦らず、「本を読んでよかったな」と思える日がくることを信じて、
今は“読書の入り口”をいろんな角度から用意してあげたいなと思っています。


「うちの子、本が苦手で…」と悩む方にとって、少しでもヒントになればうれしいです😊

(沢村)