【国語】お気に入りの本をしょうかいしよう!【レッスン日記】

今回は、ある中学生の生徒さんとの国語のレッスンの様子をご紹介します。

学年は中学生ですが、日本語の学習は小2レベルからスタートしているRさん。
それでも、「やってみたい!」「書いてみたい!」というチャレンジ精神がとっても素敵な子です✨


そんなRさんと一緒に、2回にわたって「本の紹介文を書く」レッスンに取り組みました。

まずは一緒に考えよう!

海外にいると、日本語の本に触れる機会ってどうしても少なくなりがちですよね。
Rさんも「日本語の本、うちにあんまりないかも」とのことだったので、英語の本もOKにして進めました。

1回目のレッスン前に宿題で本を選んできてもらいました。Rさんが選んだ本は「それいけ!アンパンマン!」。なんでも妹さんがもっていたようで、一緒に読んだことがあるみたいです。


本が決まったら、紹介文の【はじめ・中・おわり】のメモを一緒に考えていきます。

たとえば…

  • はじめ:本のタイトルと、どんな本か(ジャンル・登場人物など)
  • 中:この本のどこが面白かったか、印象に残った場面は?
  • おわり:どんな人におすすめしたいか、自分の感想

こうした流れをもとに、まずは下書きメモを一緒に作りました。

文章を考える作業をなかなかする機会がないため、「なにが一番おすすめ?」「ここはネタバレになっちゃうから違う言い方はないかな?」など考えるポイントを話しながら完成することができました

自分の言葉で書くって、楽しい!

2回目のレッスンでは、メモをもとに文章をつくっていきます。

最初にわたしがつくったお手本を読み上げて、画面共有しながらポイントをおさらいしました。

「一緒につくる?それとも一人で考える?」と聞くと、

「楽勝だよ。一人で考える!」と言い約15分から20分間、Rさんはゆっくりではありますが、集中して自分の言葉で丁寧に考えて書くことができました。


とくに面白かったのは、「アンパンマンはやっぱりいつもかっこいい」という感想を書いてくれたこと。
本を読むだけで終わらせず、自分の考えをのせて発信することができていたのが素晴らしかったです。

仕上げに、完成した文章を音読して発表!
初めての「本の紹介文」でしたが、よくがんばりました!

 本を紹介するって、実はいいことづくし!

この活動は、語彙や表現を増やすだけでなく、文章構成や人に伝える力を育てることにもつながります。

また、「書くことが苦手」という子も、好きな本をテーマにすると自然と書く意欲がわいてきたりします。本が決まらない子はマンガでもいいと思っています。

とにかくこの活動の裏目的は「紹介する文章を考える」こと。

なので、普段日本語で文章を考える機会がなくても、できるかぎり考えている本人が楽しいと思えることが大事だと思っています。

(沢村)