1年半で英検4級から準2級レベルへステップアップするための勉強法

英語(英検対策)・国語・社会・理科を教えている左雲(さくも)です。

小学生低学年から高校生まで年代問わず幅広く教えています。

私の担当ブログでは、これまでの授業の経験から勉強の取り組み方や成功事例だけでなく、授業内容とは外れてしまうかもしれませんが時事問題などの学生と話し合ったことについてブログに残していこうと思います。

文章だけでより正確に伝えるためには

今回は英検4級から準2級レベルまでわずか1年半でステップアップした生徒のお話です。

英語は嫌いではないけれども苦手意識のある中学生のAさん。

とても明るく、学校でのことや家でのことなど何でも話してくれます。住んでいる国も私と同じため、雑談に花が咲いてしまいます。

幼い頃から英会話をネイティブの先生から教わり、住んでいる地域でも買い物の際には英語を使い、英語には親しんでいました。

しかし、中学生に上がり日本人学校での英語の授業で不安を覚えたそうです。

たしかに、英会話で積み上げてきた経験があるため、Aさんの使う英語の意図は伝わります。しかし、文法的に100%伝わる英語ではありませんでした。

中学生以上になると、文法の学習が始まり、文章を読んで、書く機会がぐんと増えます。

会話ではニュアンスや表情で伝わるものも、文章を書いて伝えようとした場合は、文法や単語が合っていなければ正確に伝えることはできません。

「正確に伝えるにはどうすればいいのか」

そのことを意識してもらい、文法や単語、熟語を覚え、書く練習をたくさんしてもらいました。

英語で文章を書くことで4技能を一気に伸ばせる

「正確性」を意識して英語の文章を書き始めると、順序立てて説明しなければ伝わらないため、論理的な文章の組み立てまで考えることになります。

最初は理由が主張と繋がりにくいことがありましたが、練習を重ねることで説得力のある理由とそれに基づいた主張を書くことができるようになりました。

「結論を先に書き、後から理由づけをする」

これは英語の学習だけでなく、日本語を使った文章でも他の言語でも同じです。

英語の細かな文法や単語の学習に気をつけた結果、英語の文章を書く際の論理構成が理解でき、練習を積み重ねることで書くことができるようになりました。

書く力ではなく、「文章のつくり」に注目する癖ができ、自然と読解能力も向上。

Aさんの1つ上のレベルの問題を解いてもらっても読解の問題はほぼ全問正解できるほどまで成長しました。

私はAさんの国語の授業も受け持っていますが、国語の力も比例するように伸びていきました。

「正確に伝えるにはどうすればいいのか」

英語も国語も人が使う言語であることには違いはありません。そこを意識し、文法や単語を学んでいくだけでメキメキと伸びます。これは他の言語を学ぶときも同じです。

ぜひ学習に取り組む際の参考にしていただけたらと思います。

次回のブログもお楽しみに!

左雲