現地校の勉強と日本の勉強のバランスはどうとればいい?
英語(英検対策)・国語・社会・理科を教えている左雲(さくも)です。
小学生低学年から高校生まで年代問わず幅広く教えています。
わたしの担当ブログでは、これまでの授業の経験から勉強の取り組み方や成功事例だけでなく、授業内容とは外れてしまうかもしれませんが時事問題などの学生と話し合ったことについてブログに残していこうと思います。
海外で子育てをする保護者の皆様から、最も多く寄せられるご相談。
それは「現地校の宿題と日本の勉強の両立で、子どもがパンク寸前です」という切実な声です。
保護者の方にとっては、現地の勉強も頑張ってほしいし、日本社会で困らないようにちゃんと日本語を使えるようになってほしいと考えていらっしゃると思います。
朝から夕方までは現地の言葉で学習を進め、帰宅後は日本の通信教育やドリルに向かう。勉強づくしでもうやりたくない!といお子さんや、多言語環境の中で頭がこんがらがってしまっているお子さんもいると思います。
お子さんが反発して全然取り組んでくれないというご相談を受けることもあります。
今回は、現地校と日本の勉強のどうバランスを取るのかについて考えてみようと思います。
「完璧」を捨て、「重点項目」を絞る
まず、親御さんが勇気を持って「捨てる」ことが大切です。
現地校の成績もトップ、日本の勉強も帰国子女枠の難関校レベル……とすべてを追い求めると、どこかで破綻します。
その子にとって今の最優先事項は何か? 数年後の本帰国に向けた受験対策なのか? 日本語力の維持なのか?
目的によって、やるべきことは変わります。もし「日本語の維持」が目的なら、理科や社会の細かい暗記は一旦横に置き、「漢字の読み書き」と「算数の基礎」だけに絞るなど、ハードルを下げてあげてください。
たくさんのことを進めるのが大事だと思われがちですが、負担をかけすぎてしまうと、学ぶ意欲自体が失われてしまいます。
大人にとって「これだけでいいの?」と思うくらいの分量が、継続の秘訣です。
勉強を「時間」ではなく「量」で区切る
疲れている子どもに「1時間勉強しなさい」というのは酷です。終わりの見えないマラソンは、大人でも走りたくありません。
おすすめなのは、「漢字ドリル1ページ」「計算10問」といった「量」での設定です。
量を明確に、時間は細切れにすることで心理的ハードルがグッと下がり、自発的に取り組めるようにもなります。
「すぐに終わった!」という達成感の積み重ねが、自己肯定感を守ります。
日本語を「勉強」ではなく「休息」にする工夫
日本語への苦手意識があってもなくても、「やるべきタスク」になった瞬間、日本語だけでなくどんな学習も「敵」になります。
机に向かう勉強だけでなく、日本の漫画を読む、好きなYouTubeを日本語で見る、親子で日本のニュースについて話す。これらも立派な日本語の勉強です。
「日本語に触れる時間は楽しい」という感覚を残しておかないと、思春期に入った途端に「日本語拒否」が始まってしまいます。
まずは「日本語嫌い」にさせないことが、長期戦を乗り切る一番の特薬です。
まとめ
親御さんにとっては、どうしても「なんでできないの!」と思ってしまうこともあると思います。
親子で学習を進めるのはそんなに簡単ではないでしょう。
そんな時こそ、私たちのような第三者を頼ってください。
私たち講師の役割は、ただ知識を教えるだけでなく、お子さん、そして保護者の皆さんのガス抜きをし、お子さんのリズムに合った学習量を見極める「ペースメーカー」になることだと思っています。
優心オンラインでは、海外在住者専門の個別指導塾として、生徒一人ひとりの理解度や興味、学習環境に合わせてきめ細やかなサポートを行なっています。
海外にいながら、日本の学校の学習に合わせて進めることができます。
お子さんの学習について何かご不安な点があれば、ぜひ一度当塾にご相談ください。