授業中の雑談を重視しています!
英語(英検対策)・国語・社会・理科を教えている左雲(さくも)です。
小学生低学年から高校生まで年代問わず幅広く教えています。
わたしの担当ブログでは、これまでの授業の経験から勉強の取り組み方や成功事例だけでなく、授業内容とは外れてしまうかもしれませんが時事問題などの学生と話し合ったことについてブログに残していこうと思います。
「先生、今の日本ってどんなのが流行ってるの?」 「昨日、日本のニュースでこんなの見たんだけど……」
授業中、ふとした瞬間に生徒からこんな質問が飛んでくることがあります。
一見すると、勉強から逃げるための「脱線」に見えるかもしれません。保護者にとっては「そんなことより教科書を進めて!」と思われることもあるでしょう。
しかし、「雑談」をあえて授業の戦略として取り入れている先生も多くいらっしゃいます。
このコラムでは、なぜ授業中の雑談が重要なのかについてご紹介したいと思います。
「信頼関係」という学習の土台を作る
勉強を教える上で最も大切なのは、テキストの良し悪しよりも「誰に教わるか」です。 心理学的に、人は「自分に興味を持ってくれる人」「話を聞いてくれる人」に対して心を開き、信頼を寄せます。
「先生は僕の話を聞いてくれた」「私の好きな話題を知ってくれた」という小さな肯定感の積み重ねが、講師と生徒の間の強固な信頼関係を築きます。
「この先生が好きだから、宿題を頑張ろう」「次の授業で先生を驚かせたい」 そんなモチベーションは、実は教科書の説明ではなく、何気ない雑談から生まれることが多いのです。
わたしも小学校5年生の時の担任の先生のことをよく覚えています。わたしの学校に着任される前はバンコク日本人学校で勤務されていて、いつもタイの小話をしてくれました。
そのおかげか、わたしは今タイに住んでいます。ふとした時に先生の話を思い出し、当時の記憶やその時に勉強したことが蘇ります。
脳の「集中力スイッチ」を切り替える
子どもの集中力は、大人が思っている以上に短いものです。特にオンライン授業では、画面を凝視し続けるため、対面授業よりも疲れやすい傾向があります。
ずっと同じペースで解説を聞き続けると、子どもは飽きてきます。我慢強く取り組めているように見えていても、講師からは内心が透けて見える時があります。
そこでわたしは、関係なさそうで関係あるような「意図的な雑談」を取り入れています。
先生の失敗談などを挟むことで、勉強じゃないんだ、と子どものモードが切り替わります。
一度リラックスして先生と話していたら、実は今目の前にあった自分の悩みと同じだ!と気づくと同時にリラックスしてもらえるように、私たち講師も、狙って話をしていることがあります。
「社会への関心」が学びを立体的にする
「先生、日本のこと教えて!」「先生、タイは今どんな感じですか」という言葉の裏には、単なる興味だけでなく、「自分の学んでいることが、実社会とどう繋がっているのか知りたい」という知的好奇心が隠れていることがあります。
例えば、「日本に帰ると物が安く感じるよね」という円安のニュースについての雑談は、そのまま公民(経済)や数学の学びに繋がります。
日本の流行についての話は、歴史(社会)や国語への架け橋になります。
まとめ
日本を離れて暮らすみなさんにとって、オンライン塾の講師は「今の日本と繋がれる数少ないリアルな窓口」でもあります。
現地の学校で気を張って頑張っている彼らにとって、日本語で、日本の文化や流行について気兼ねなく話せる時間は、単なる息抜き以上の役割を果たすと考えます。
日本のコンビニの新作スイーツの話で盛り上がったあと、彼らの表情がパッと明るくなり、驚くほど集中して問題に取り組み始める姿を、私は何度も見てきました。
もし、お子様が授業中に楽しそうに先生と話していても、どうか目くじらを立てずに見守ってあげてください。
優心オンラインでは、海外在住者専門の個別指導塾として、生徒一人ひとりの理解度や興味、学習環境に合わせてきめ細やかなサポートを行なっています。
海外にいながら、日本の学校の学習に合わせて進めることができます。
お子さんの学習について何かご不安な点があれば、ぜひ一度当塾にご相談ください。