【小論文】自分をもっとアピールしよう【レッスン日記】
今回は、中学3年生のNさんとの小論文レッスンについてご紹介します。
Nさんは、約半年前から小論文の練習をコツコツと続けている生徒さんです。私はこの夏休み期間のみ担当しており、短い間ですが、Nさんがレベルアップできるような指導をしています。
小論文は感想文ではない
まず、小論文指導でまず大切にしているのは、「感想」を並べるだけで終わらないこと。
感想文は「私は〜と思いました」で終わってしまいますが、小論文は「どうしてそう思うのか」「なぜそれが必要なのか」を<論理的>に示し、説得力のある文章にする必要があります。
つまり、小論文の本質は「自分をどうアピールするか」。意見や考え方を通して、その人の価値観や強みが自然に伝わるように構成していくことが大事です。
「終わり方が分からない…」という悩み
先日のレッスンでは、Nさんが課題をやってきたものの「結論の書き方が分からない」という壁にぶつかっていました。
文章の途中まではスムーズに書けているのですが、最後で手が止まってしまったとのこと。
そこで、この日は文章を書く前に「下書き(構成を考える作業)」に時間をかけることにしました。
一問一答で構成を作る
まずは、与えられたテーマに対して
- 主題(テーマ)は何か?
- その文章を書く目的は?
- 読み手にどう感じてもらいたいのか?
この3つを一問一答形式で深掘りしました。
短いやりとりを繰り返すことで、Nさん自身が「自分が本当に伝えたいこと」を言葉にできるようになっていきます。
次に、序論・本論・結論の骨組みを一緒に作成。
「この流れなら結論まで自然につながるね!」と、Nさんも手応えを感じた様子でした。
得意と必要を見つける指導
このレッスンで改めて感じたのは、ただ文章を添削するだけでは本当の力は伸びないということ。
生徒一人ひとりに「今の時点での得意」と「これから伸ばすべき力」があります。Nさんの場合、語彙力や発想の広さは強みですが、それを論理的に整理して伝える力はまだ成長途中。だからこそ、今回は構成作りに重点を置いたわけです。
こうして、その子の特徴に合わせて指導内容を変えることで、「書けるようになる」スピードも確実に上がっていきます。
次回に向けて
今回作った構成をもとに、Nさんには「結論までしっかり書き切る」ことを課題として出しました。次回のレッスンでどんな文章が出来上がってくるのか、私も楽しみです。
小論文は練習を重ねれば必ず上達します。ただし、自己流で何本も書くよりも、構成や目的をしっかり意識しながら取り組むほうが、はるかに効率よく力がつきます。
そして何より、自分の考えを堂々とアピールできる文章力は、受験だけでなく将来の大きな武器になります。
こんなふうにオンラインでも、一人ひとりの強みや課題を見つけて、そこに合った指導を行っています。Nさんのように「書きたいけど、どうまとめればいいか分からない」という方も、一緒に土台から作っていきましょう!
(沢村)