学習の土台を築く「書くこと」と「読むこと」
英語(英検対策)・国語・社会・理科を教えている左雲(さくも)です。
小学生低学年から高校生まで年代問わず幅広く教えています。
わたしの担当ブログでは、これまでの授業の経験から勉強の取り組み方や成功事例だけでなく、授業内容とは外れてしまうかもしれませんが時事問題などの学生と話し合ったことについてブログに残していこうと思います。
今回は、「書くこと」と「読むこと」がどれだけ重要なのかについて書いていこうと思います。
わたしが授業で子どもたちの成長を見守る中で、いつも心に留めていることがあります。
それは、どんな学習においても「書くこと」と「読むこと」の二つが、勉強ができるようになるための土台になっているということです。
オンライン塾で多くの生徒さんと向き合ってきた経験から、この二つの力がどれほど重要か、改めてお伝えしたいと思います。
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「書くこと」は思考を整理するプロセス
「書くこと」は単に文字を並べる作業ではありません。それは、自分の考えを整理し、論理的に組み立てるための重要なプロセスです。
国語では書くことは大事でしょ、というのが当たり前になっているかもしれません。
しかし、それは算数・数学の問題でもとても重要です。
例えば、算数では式と答えを書かないといけない場面が多いと思います。
それは、数学で証明問題を勉強している中学生ならわかると思いますが、考えた過程を他の人がわかるように示すという意味で、算数の勉強でも重要なのです。
答えだけを出すのではなく、なぜその式になるのか、どのように考えたのかをノートに書き出すことで、思考の過程が可視化されます。
もし間違えたとしても、「どこでつまずいたのか」を自分で、そして先生も見つけ出すことができます。
国語の読書感想文や作文も同じです。感じたことや考えたことを言葉にしようとすることで、漠然とした感情が具体的な形を帯び始めます。そして、それを他者に伝えるための表現力も養われていきます。
「書く」という行為は、自分が何を理解していて、何がまだ曖昧なのかを浮き彫りにしてくれます。
最近では、考えることを見えるようにする、というのは大人も練習が足りていないよね、と言われることが増えてきました。
このような思考の「見える化」は、間違えていること、正しいことを見つけ出すために欠かせないものです。
「読むこと」は世界を広げる
次に「読むこと」について。
文字を追うだけが「読む」ことではありません。筆者が何を伝えようとしているのかを読み解き、背景にある意図や感情を想像する力、これが本当の意味での「読む力」です。
教科書や参考書を読むことによって、新たな知識がインプットされます。しかし、それだけでは不十分です。例えば歴史の教科書で「〜という事件が起こった」と書かれていても、その時代の人々が何を考え、どう感じていたのかまで想像できるかどうかで、学びの深さは大きく変わってきます。
小説や物語を読むことは、他者の人生を追体験することと言えるでしょう。自分の人生では体験できないことを想像して自分の中に他者の考えを取り込むことができます。
物語の登場人物に共感し、感情を揺さぶられる経験は、豊かな心を育みます。
また、新聞やニュース記事を読むことで、社会で何が起きているのかを知り、自分の意見を持つきっかけになります。
「読むこと」は、自分の経験だけでは知り得ない世界への扉を開いてくれます。語彙力や表現力が自然と身につくことはもちろん、多様な価値観に触れることで、物事をいろんな角度から見ることができる力が養われるのです。
まとめ
学習において「書くこと」と「読むこと」は、車の両輪のようなものです。この二つを習慣化することで、学力の土台がしっかりと築かれます。しかし、ただやみくもにやればいいわけではありません。
書くこと・読むことを「やらされている」と感じてしまうかもしれませんが、自分の中で何かを積み上げていくためには、「書くこと」と「読むこと」をしなければ何も得られません。
この二つの力は、学力だけでなく、生きていく上で必要となる思考力、表現力、共感力といった非認知能力の育成にも繋がります。
特に海外で生活する子どもたちにとって、日本語での「書くこと」「読むこと」の機会は限られがちです。日本語の学習を継続することは、将来の選択肢を広げる上でも大きな意味を持ちます。
ぜひ、日々の生活の中で「書くこと」と「読むこと」を意識してみてください。意識するだけでも、これから勉強することの吸収力が全然違ってきます。
優心オンラインでは、海外在住者専門の個別指導塾として、お子さん一人ひとりの理解度や興味に合わせてきめ細やかなサポートを行なっています。
お子さんの学習について何かご不安な点があれば、ぜひ一度当塾にご相談ください。