国語力は雑談から鍛えられる
英語(英検対策)・国語・社会・理科を教えている左雲(さくも)です。
小学生低学年から高校生まで年代問わず幅広く教えています。
わたしの担当ブログでは、これまでの授業の経験から勉強の取り組み方や成功事例だけでなく、授業内容とは外れてしまうかもしれませんが時事問題などの学生と話し合ったことについてブログに残していこうと思います。
今回は、国語力と雑談の関係について授業での経験をもとにお話したいと思います。
「レッスン中の日常の何気ない雑談こそが、国語力を伸ばすための大切なトレーニングになっているのではないか」
わたし自身の普段の生活や、長期間レッスンをさせていただいている生徒さんとのレッスンを振り返った時に感じました。
それはどうしてなのか?ということをわたしなりに考えてみたのでご紹介します。
語彙力は雑談で作られる
語彙力、どれだけ言葉を知っているのかというだけでなく、適切な文脈で使いこなしているのかということです。
これを鍛えるには、辞書を引いてひたすら単語を覚えるのが一番と思うかもしれませんが、それは少し違います。
語彙は、実際に使うことで初めて自分のものになります。
例えば、「今日の映画、壮大なスケールだったね」と話すとき、「壮大」という言葉をただ知っているだけでなく、それがどんな状況で使われるのかを体験的に理解します。
その言葉をまずは知る、ということは大事ですが、みなさんは、辞書などは普段は使わず、だれかが話の中で使っていたり、SNSや本、記事などの文章を読んだりして知ることがほとんどだと思います。
つまり、友達や家族との雑談で新しい言葉を聞いたり、使ったりするうちに、語彙は自然と増えていくのです。
テスト前に詰め込んだ言葉は忘れやすいですが、誰かと話したときの記憶と一緒に覚えた言葉は、心に残りやすいものです。
わたしはタイに住んでいますが、タイ語の言葉や言い回しは、友人が使っている言葉を聞いて知ったり、カフェやレストラン、スーパーなどお店の人が使う言葉を聞いて徐々に覚えてきました。
論理的思考力も雑談で磨かれる
論理的思考力と聞くと、なんだか難しそうに聞こえますね。
でも、普段の雑談で私たちは無意識のうちにこの力を鍛えています。
例えば、「今日のお昼、どこに行く?」という話でも、論理的思考は働いています。
「ラーメンは昨日食べたからパス。カレーは好きだけど、あそこの店は混んでいるからやめよう。新しいカフェは隣の駅だけど、歩くのは面倒だな…」といった具合に、いくつかの選択肢を比較し、条件を整理し、結論を導き出す。
これはまさに、論理的なプロセスそのものです。相手に自分の考えを分かりやすく伝えるためには、筋道を立てて話す必要があります。この繰り返しが、論理的思考を自然と鍛えてくれます。
長期間レッスンをしてきて関係が構築されてきた生徒さんと話している時、先日ふと、話すのが上手になったなと感じました。
なぜ上手になったのかなと考えた時、使っている言葉が文脈に沿っているもので、具体的に物事を表す説明が順番にされているので聞いている人からするとわかりやすいのです。
表現力・コミュニケーション能力も雑談から
「表現力」や「コミュニケーション能力」は、相手に自分の考えや気持ちを正確に伝えるために不可欠な力です。これもまた、雑談の場で養われます。
たとえば、感動した出来事を話すとき、相手に「すごい!」と思わせるにはどうすればいいか。
単に「感動した」と言うだけでなく、その時の情景を具体的に言葉にしようと工夫します。
「夕焼けが、まるで燃えるような赤色で…」といった比喩を使ったり、「鳥肌が立ったよ」といった体感を伝えたり。
相手の反応を見ながら、言葉を選び、伝え方を調整していく。この過程で、自分の思いをより豊かに表現する力が育ちます。
まとめ
国語力は、机の上で教科書に向かうだけでなく、日々の雑談という生きたコミュニケーションの中で、少しずつ育まれていくものです。
特に、海外で生活する人にとっては、日本語で話す機会が限られているかもしれません。
だからこそ、家族や友人とのオンライン通話、SNSでのやり取りなど、雑談の時間を意識的に持つことが、日本語の感性を磨き、国語力を維持・向上させる上で非常に大切になります。
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