勉強のスタイルはオーダーメイドで

英語(英検対策)・国語・社会・理科を教えている左雲(さくも)です。小学生低学年から高校生まで、年代を問わず幅広く担当しています。

わたしのブログでは、日々の授業での経験をもとに、勉強の取り組み方や成功事例、時には生徒と話し合った時事問題などについて綴っています。

「どうして、みんなと同じようにできないんだろう」

勉強を進める中で、そんな壁にぶつかったことはありませんか?

多くの教育現場で効率的な学習法や、王道の暗記術が語られます。

しかし、長年オンライン塾で多様な生徒たちと向き合ってきたわたしが確信しているのは、勉強のスタイルは、驚くほど人によって違うということです。

九九の暗記がどうしてもできなかったAくんの話

以前わたしが担当していた小学校低学年のAくんという男の子がいました。彼は算数が大好きなのですが、唯一九九の暗記にだけは、並々ならぬ苦手意識を持っていました。

日本の小学校では、九九を独特のリズムで唱えて覚える暗唱が一般的です。

しかし、Aくんにとって、そのリズムや音の響きは、ただの「意味のない呪文」にしか聞こえなかったのです。何度練習しても順番が混ざり、自信を失いかけていました。

そこでわたしは、暗記を一度やめるよう提案しました。代わりに、数の並びと法則性を徹底的に観察するようにアドバイスしました。

「5の段は、答えの最後が必ず0か5になるね」

「7×6がわからなくなったら、7×5に7を足せばいいんだよ」

「かけ算は、数字をひっくり返しても答えは同じになるんだ」

彼は暗記するのをやめ、数の増え方を自分の目で確かめていきました。

するとどうでしょう。あんなに苦労していた九九が、パズルのピースがはまるように、スルスルと彼の頭に入っていったのです。

「音が覚えられないなら、法則を覚えればいい」——彼が自分なりの「正解」を見つけた瞬間でした。

合う勉強法を見つけてもらえるようにサポート

Aくんの事例は、決して特殊なものではありません。

英単語を覚える際も、書いて覚えるのが得意な子もいれば、音声アプリでクイズ形式にする方が定着する子もいます。

あるいは、机に向かうよりも、ポッドキャストを聴きながら「ながら学習」をする方が集中できるという生徒もいます。

大切なのは、世の中で「良い」とされる方法をそのまま受け入れることではありません。

まずはいくつかの方法を試してみて、「これなら続けられそうか」「効果がありそうか」を、自分の体感で判断することです。

勉強とは、本来「やらされるもの」ではなく、自分の世界を広げるための「道具」です。

その道具が使いにくければ、自分に合う形にカスタマイズしていい。遠回りに見えても、自分に馴染むスタイルを見つけることこそが、結果として一番の近道になるのです。

日本の教科書通りに進まないことや、周りの学習進度と比べて焦りを感じることもあるかもしれません。しかし、異なる文化や言語に囲まれて過ごすみなさんの毎日は、それ自体が非常に高度な学びの連続です。

スタンダードの学び方に自分を無理に合わせる必要はありません。今の環境だからこそできる学び方、今のあなただからこそしっくりくるスタイルが必ずあります。私たちは、あなただけの正解を一緒に探していきたいと思っています。

一歩ずつ、急がず、自分らしい歩み方で進んでいきましょう。

優心オンラインでは、海外在住者専門の個別指導塾として、海外在住経験の豊富な講師陣が、生徒一人ひとりの理解度や興味、学習環境に合わせてきめ細やかなサポートを行なっています。

ただ勉強ができるようになることを目指すのではなく、ひとりひとりのお子さんが楽しんで勉強に取り組み、生きる力を身につけることに重きを置いています。

海外にいながら、日本の学校の学習に合わせて進めることも可能です。

お子さんの学習について何かご不安な点があれば、ぜひ一度当塾にご相談ください。