勉強した漢字を定着させるには?
英語(英検対策)・国語・社会・理科を教えている左雲(さくも)です。
小学生低学年から高校生まで年代問わず幅広く教えています。
わたしの担当ブログでは、これまでの授業の経験から勉強の取り組み方や成功事例だけでなく、授業内容とは外れてしまうかもしれませんが時事問題などの学生と話し合ったことについてブログに残していこうと思います。
今回は、漢字をなかなか覚えられないと悩む方に向けて、勉強した漢字を忘れないようにする方法をお伝えしたいと思います。
なぜ漢字は覚えにくいのか?漢字のつくりに注目する
「書き取り練習をたくさんしているのに、テストになると書けない」「一度覚えたはずなのに、すぐに忘れてしまう」そういった経験はありませんか?
漢字が覚えにくいと感じるのには、いくつかの理由があります。
最も大きな理由の一つは、漢字が「意味」と「音」と「形」という3つの要素から成り立っていることです。漢字はその形自体が意味を表す文字なので、「表意文字(ひょういもじ)」と呼ばれています。
たとえば、「木」という漢字は「き」という音、樹木という意味、そして木をかたどった形をしています。
単語の場合、「りんご」は「音」を聞けば「赤い丸い果物」という「意味」がすぐに結びつきますが、漢字の場合は「木」という「形」と「き」という「音」と「樹木」という「意味」を同時に頭の中で処理し、関連づける必要があります。
さらに、漢字の多くは、見た目が似ていて区別しにくいものが多いです。例えば、「土」と「士」や、「未」と「末」など、たった一本の線で意味が変わる漢字もたくさんあります。このような複雑さが、漢字学習を難しくしているのです。
しかし、これらの課題を克服するための効果的な学習法があります。
大切なのは、ただ漠然と書き取りをするのではなく、漢字がどういうふうな構造をしているのかを理解した上で効率的に学ぶことです。
漢字学習の3つのステップ
漢字を忘れずに定着させるには、以下の3つのステップを踏んで学習することが重要です。
全体像をつかむ
新しい漢字を学ぶとき、いきなり書き取りを始めるのはあまり良くない学習方法です。まずは、その漢字がどんなつくりをしているのか、ざっくりと見渡すことが大切です。
1. 部首と意味を意識する
漢字には、その意味を推測するヒントとなる部首があります。たとえば、「海」「湖」「江」にはすべて「氵(さんずい)」がつきます。これは「水」に関係する漢字であることを示しています。部首を意識することで、漢字の意味を推測する力が身につきます。
2. 漢字の成り立ちを理解する
漢字の成り立ちには、「象形文字(形をかたどったもの)」「指事文字(抽象的な概念を表したもの)」「会意文字(複数の文字を組み合わせたもの)」「形声文字(音を表す部分と意味を表す部分を組み合わせたもの)」などがあります。
このような難しい単語は覚える必要はありませんが、実は、学校で漢字を勉強するときや、漢字ドリルなどには同じようなことが自然と学べるようになっています。
これらを意識することで、漢字が持つストーリーを理解でき、記憶に残りやすくなります。
例えば、「林」は「木」が二つで木がたくさんある様子、「森」は「木」が三つでさらにたくさんの木がある様子を表しています。このように、漢字の成り立ちを理解することは、単なる丸暗記ではない、深い学習につながります。
関連付けて覚える
ただ漢字を単体で覚えるのではなく、すでに知っている知識と結びつけることで、記憶の定着しやすくなります。
1. 熟語と一緒に覚える
漢字を覚えるときは、単体でなく、熟語と一緒に覚えるようにしましょう。たとえば、「熱」という漢字を覚えるなら、「熱い」という読み方だけでなく、「熱心」「発熱」「熱意」といった熟語もセットで覚えるのです。熟語は具体的な文脈の中で使われるため、漢字の意味をより深く理解でき、忘れにくくなります。
2. 音読みと訓読みを区別する
音読みは中国語由来の読み方で、訓読みは日本語由来の読み方です。熟語の場合は音読みで読むことが多いなど、それぞれの特徴を理解することで、読み方のパターンを認識できるようになります。
3. 似ている漢字、間違いやすい漢字を比較する
「未」と「末」、「土」と「士」など、形が似ている漢字は、一緒に並べて違いを明確にすることで、混同を防げます。自分で間違えやすい漢字のリストを作り、定期的に見直すのも効果的です。
繰り返しアウトプットする
覚えるだけでは、せっかく覚えた知識はすぐに忘れてしまいます。大切なのは、覚えた知識を外に出すアウトプットの作業です。
1. 読み書きの練習をする
ただ漠然と書き取りをするのではなく、頭の中でその漢字の形や読み方、意味を思い浮かべながら、声に出して読み、丁寧に書きましょう。指で空中に字を書くのも、脳に記憶を定着させるのに効果的です。
2. 小テストで定着度をチェックする
学習した漢字をすぐに小テストで確認する習慣をつけましょう。書けない漢字があったら、もう一度見直して、間違えた理由を分析します。この「間違いから学ぶ」ということが定着につながります。
3. 漢字アプリやゲームを活用する
最近では、漢字の学習を楽しく、効率的に進められるアプリやゲームがたくさんあります。通勤・通学時間などのスキマ時間を活用して、クイズ形式で学習するのも良い方法です。
まとめ
漢字学習は、単なる暗記ではありません。漢字の「全体像」を理解し、「関連付け」て記憶を強化し、「繰り返しアウトプット」するという3つのステップを意識して取り組むことで、効率的に、そして確実に漢字を身につけることができます。
もし今、漢字の学習でつまづいているなら、この方法を試してみてください。漢字は、覚えるほどに楽しくなっていくものです。皆さんの漢字学習が、より実りあるものになることを願っています。
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