【レッスン日記】30分集中!算数レッスン

先日から、アメリカ在住のEさんの算数レッスンを担当することになりました。Eさんはまだ幼稚園の年長さん。それでも現地校では、たし算・ひき算に加えて、かけ算も少しずつ始まっているとのことでした。年長さんでかけ算、と聞いて思わず驚きましたが、お話を聞くうちに「まずは今の力を正しく知ることが大切だな」と感じ、体験レッスンでは幅広いレベルの教材を準備しました。

体験レッスンで見えた“今”の力

1年生から3年生までのテキストを用意して取り組んでもらったところ、計算問題はとてもスムーズ。数字に対する抵抗感がなく、落ち着いて答えを出していきます。結果として、2年生レベルがちょうどよいことが分かりました。年齢にとらわれず、その子の理解度に合わせて進めることの大切さを改めて感じました。

ただ、計算はできても文章問題になると少し苦戦する様子が見られました。式の立て方が分からないというより、日本語で書かれた問題文の意味を読み取る部分で時間がかかるのです。海外で生活していると、日本語で状況を整理する経験はどうしても少なくなります。算数の力と同時に、日本語力も関わってくる場面だと感じました。

「あーそういうことね」の瞬間

問題文を一緒にゆっくり読み、「何を聞かれているのかな?」「今わかっているのはどれ?」と対話しながら整理していくと、Eさんは「あーそういうことね」と表情を明るくします。その瞬間からは本当に早く、自分で式を組み立ててスラスラと答えを導くことができます。理解のスイッチが入ると、一気に前へ進める力を持っているのです。

■30分だからこその集中力

小学生は基本60分レッスンですが、Eさんはまだ幼稚園生。現在は30分間で集中して取り組んでいます。短い時間だからこそ、最初から最後までしっかり集中。「もう1問やりたい」と前向きな姿勢も見せてくれます。

30分という限られた時間の中で、「分かった」「できた」を積み重ねること。それが今のEさんにとって大きな自信につながっていくはずです。これからどんな成長を見せてくれるのか、楽しみにしながら伴走していきたいと思います。

(沢村)