【コラム】海外在住の子どもが勉強を続けられる家庭の共通点
海外に住んでいる保護者の方から、よくこんな相談を受けます。
「勉強を続けさせたいけど、なかなか習慣にならなくて…」
「最初はやる気があったのに、だんだんやらなくなってしまいました」
海外生活は、日本とは環境が大きく違います。
現地校の宿題や習い事、家族の時間などもあり、日本の勉強を続けるのは簡単なことではありません。
その中でも、長く安定して勉強を続けられているご家庭には、いくつかの共通点があります。
今回は、海外在住の子どもが勉強を続けられる家庭の特徴を3つに分けて考えていきたいと思います。
こんなご家庭は続きやすいです
・毎日少しでも日本語や勉強に触れている
・勉強を「特別なこと」にしていない
・子どもに無理をさせすぎていない
・できたことをしっかり認めている
特別な教材や長時間の学習があるわけではなく、日常の中に自然と勉強があることが多いです。
☑ ポイント① 完璧を求めすぎない
勉強が続く家庭に共通しているのは、「完璧を求めすぎないこと」です。
毎日1時間やらなければいけない、
日本の学年と同じペースで進めなければいけない、
そう考えてしまうと、どうしても負担が大きくなります。
一方で、続いているご家庭は、
「今日は10分だけでもOK」
「できるときにやればいいよ」
と、少し余裕を持った考え方をしています。
この気持ちの余裕が、結果的に長く続けることにつながっています。
☑ ポイント② 勉強を生活の一部にしている
続いている家庭では、勉強が特別なものになっていません。
例えば、
夕食の前に10分だけドリルをやる
週に1回は日本語の本を読む
オンラインレッスンの日は勉強の日にする
このように、生活の中に自然と組み込まれています。
「やるかやらないかを毎回考える」のではなく、
「この時間は勉強するもの」と決まっていることで、無理なく習慣になっていきます。
☑ ポイント③ 小さな成長を大切にしている
もう一つの共通点は、小さな成長をしっかり見ていることです。
テストの点数や進度だけを見るのではなく、
・前より読めるようになった
・文章問題に挑戦できた
・最後まで座って取り組めた
こうした変化を大切にしています。
海外生活の中では、勉強の進み方も一人ひとり違います。
だからこそ、他の子と比べるのではなく、その子自身の成長を見ていくことがとても大切になります。
続けることが一番の力になる
海外在住の子どもにとって、日本の勉強を続けることは簡単ではありません。
環境も時間も限られている中で、無理なく続けていく工夫が必要になります。
完璧を目指さないこと。
生活の中に取り入れること。
小さな成長を認めること。
この3つがそろうことで、勉強は自然と続いていきます。
海外という特別な環境だからこそ、「たくさんやること」よりも「続けること」が大切です。
少しずつでも積み重ねていくことで、子どもたちの力は確実に伸びていきます。
焦らず、その子のペースで学びを続けていける環境を作っていけたらいいですね。
(沢村)