「 本何冊読んだ?」よりも大事なこと

英語(英検対策)・国語・社会・理科を教えている左雲(さくも)です。小学生低学年から高校生まで、年代を問わず幅広く担当しています。

わたしのブログでは、日々の授業での経験をもとに、勉強の取り組み方や成功事例、時には生徒と話し合った時事問題などについて綴っています。

最近、日本では、大人の間で本の読み方が話題となり、それについて書かれた本がベストセラーとなりました。

今回の記事では、生徒の皆さんの年代の目線に立って、本の読み方について考えていきたいと思います。

「たくさん読めばいい」は意識しなくていい

「うちの子、全然本を読まないんです」「月に何冊くらい読ませればいいでしょうか?」

保護者の方からよくいただくご相談の一つです。 確かに、読書量が多いに越したことはありません。

しかし、多くの本をこなすことばかりに目が向いてしまうと、肝心な中身が置き去りになってしまうことがあります。

学校の読書マラソンや目標冊数に追われるあまり、ページをめくること自体が目的になっていませんか?

わたしは授業で、「何冊読んだか」よりも「その一冊から何を受け取ったか」を大切にしてほしいと伝えています。

読書を自分事にするためには

ただ漫然と文字を追うだけでは、知識はなかなか定着しません。 わたしが授業で大切にしているのは、調べたことに対するアウトプットです。

読んだ後に、

「一番ワクワクした場面はどこ?」「もし自分が主人公だったらどうする?」「この知識を使って、先生にクイズを出してみて!」

といった問いかけをすることで、本の内容は一気に自分事になります。

自分で考えて誰かに伝えることで、読書で得た知識は、自分の知識になります。

あくまでも読書は自分のためだけに行うもの

上で書いたこととは真逆のことになりますが、大前提として、本で読んだことや考えたことは必ずしもだれかに伝えたり、発表したりしなくてもいいのです。

本は自分が好きで読むもの。自分の中で留めておければそれに越したことはありません。

「急がない」読書のすすめ

勉強でも読書でも、「周りより早く」「たくさん」と焦る気持ちはよくわかります。

 しかし、内容を十分に理解せずに進んでも、どこかで壁にぶつかってしまいます。

わたしは授業で、一見遠回りに見えても急がず、理解できるまでじっくり時間をかけることを意識しています。

一冊の本を何度も読み返すのも良い

そんな深い読書の経験こそが、論理的な思考力や文章構成力を養います。

これは英語の長文読解や、国語の記述力を伸ばす際にも共通する、非常に重要な土台となります。

何度も同じ本を読み直して、好きなフレーズを見つけるのも良いでしょう。再読することで新しい発見があるかもしれません。

まとめ

読書は本来、自由で楽しいものです。 時には「ながら」で聴くオーディオブックや、興味のある分野の動画から入るのも一つの手でしょう。 大切なのは、形にとらわれず、自分のペースで知識を得るという、喜びを感じることです。

特に海外で生活しているお子さんにとって、日本語の豊かな表現に触れる読書は、自身のアイデンティティや思考の根幹を支える大切な時間になります。

一冊の本をきっかけに、親子で雑談を楽しんでみてはいかがでしょうか。 その対話こそが、学びを深める最高のエッセンスになるはずです。

次回のブログもお楽しみに!

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