音読を習慣化する【レッスン日記】

英語(英検対策)・国語・社会・理科を教えている左雲(さくも)です。

小学生低学年から高校生まで年代問わず幅広く教えています。

わたしの担当ブログでは、これまでの授業の経験から勉強の取り組み方や成功事例だけでなく、授業内容とは外れてしまうかもしれませんが時事問題などの学生と話し合ったことについてブログに残していこうと思います。

今回は、久しぶりに授業での取り組みとして効果のあった音読について書きたいと思います。

現地校に通っているAくん。国語を一緒に勉強しています。

Aくんとの授業では、あいさつがてら雑談を5分ほどしたあと、今学んでいる単元か、直前に勉強していた読み物を音読するようにしています。

やり方は、「。」丸読みで、わたしとAくん交互に読みます。物語の長さによりますが、基本的には最後まで読みます。

このやり方を続けて半年、Aくんに大きな成長が見られるようになりました。

読むのが速くなる

始めた当初は、文字を一文字ずつ発音していくような感じで読んでいたので読み終わるまで相当時間がかかっていました。15分で読み終わる単元であれば25分ほどかかっていました。

半年続けた結果、最初の3ヶ月で、一文字ずつ読むのではなく、言葉ごとに区切って読めるようになりました。

そして次の3ヶ月ではより大きなまとまり(意味のまとまり)で読むことができるようになり、読むのが速くなるだけでなく、なめらかに音読ができるようになったのです。

音読することで意味を深く理解

漢字練習をするのもとても苦手意識、面倒だなと思っていたAくん。しかし、音読を通じて文章に触れるようになったことで、漢字が読めるようになりました。

読めるようになるだけでなく、書くことへの意識も向いてきたのか漢字練習にも前向きに取り組めるようになったと保護者の方から聞きました。

Aくんが音読をしている時にわたしが感じたのは、言葉の意味と漢字の意味のつながりが彼の中でできてきたのだな、ということでした。

漢字はその文字自体に意味が込められています。音読を繰り返すことでその漢字がどのようなシチェーションで使われているのかをパッと理解できるようになったのだなと感じました。

まとめ

繰り返し音読をすることは、国語力の向上に大きく関係があります。

黙読だけで頭に入ってこないと感じる場合は、音読をしてみるとより深く理解できることもあります。

ぜひ国語の学習で行き詰まってしまっている場合は、ぜひ音読を取り入れてみてください。

優心オンラインでは、海外在住者専門の個別指導塾として、生徒一人ひとりの理解度や興味、学習環境に合わせてきめ細やかなサポートを行なっています。

お子さんの学習について何かご不安な点があれば、ぜひ一度当塾にご相談ください。