講師が大事にしていること〜雑談〜

英語(英検対策)・国語・社会・理科を教えている左雲(さくも)です。

小学生低学年から高校生まで年代問わず幅広く教えています。

私の担当ブログでは、これまでの授業の経験から勉強の取り組み方や成功事例だけでなく、授業内容とは外れてしまうかもしれませんが時事問題などの学生と話し合ったことについてブログに残していこうと思います。

今回は私が授業で大事にしている「雑談」についてです。

大人が読むビジネス書でも最近では、「雑談力」なんて言葉が出てきて注目されています。一方で、ただの「おしゃべり」でしょ?と感じられる方も多いと思います。

私もこの言葉が流行り出した時に、「雑談力」なんて胡散臭いなと思っていましたが、塾講師として授業を進めていく中で、「いや、やっぱり大事かもしれない」と時間が経つとともに強く思うようになりました。

雑談が大事だと思うようになった理由を3点挙げていきたいと思います。

雑談が一番お互いのことをよく知れる

優心セミナーは、海外在住者向けのオンライン塾のため直接会って話すということはありません。

2020年以降のコロナ禍で感じられた方も多いと思いますが、やはりオンラインだと心の距離感があいているような感じがします。

講師と生徒が同じ場所に集まって授業ができないからこそ、お互いのことをよく知るには、会話を積み重ねることでしかその距離は縮まりません。

話せば話すほど、それぞれの好きなことや苦手なことなどお互いのことがわかってきます。

私はよくマンガや本を読みます。授業の冒頭などで挨拶がわりに生徒に最近読んだものの話をすると、生徒のみなさんも知っていて、盛り上がることがあります。もし先生と生徒で趣味が合わない場合でも雑談をしてお互いのことを知るだけで心の距離がぐっと縮まります。

家族とも、友達とも、学校の先生とも異なる立場の人と話せる安心感

小学校高学年、中学生以上になると、周りにいる人には話しづらいなと感じることが増えてくる生徒さんもいます。心の成長ですね。

週に一度オンラインで顔を合わせる講師は程よく距離感もあり、相談できることもあると思います。

「勉強のわからないところがあっても友達に聞くのも嫌だし、先生は忙しそうで聞けないけど、優心セミナーの先生なら聞きやすい」

と言われたことがあります。

それだけでなく、「学校でこんなことがあって、モヤモヤしてるんですよ。先生ならこれについてどう思いますか?」という客観的にどう思うか聞かれることもしばしば。

そのような相談から、学習に直結する問題点がわかることもあるので、生徒のみなさんからの相談には耳を傾け、意見を交わすようにしています。

勉強に行き詰まったらとりあえず雑談

勉強熱心な生徒の場合は、疲れ果ててしまってもう勉強したくないということもあります。

そんな時はほとんどの場合、勉強の苦手な部分でつまずいてしまっていることが多いです。

「最近何ハマってるの?」「学校でなんか面白いことあった?」「住んでいる国では最近どんな感じ?」という他愛のない話をしてリラックスした上で、

「勉強の方はどう?」と聞くと、「先生、ここがわからないんです」と話してくれます。

学ぶことは、ほとんどが孤独な作業です。調べてそれについて考えて、わからなかったらまた調べる。その繰り返しです。

その割に自分だけでは乗り越えられないことも多いという側面があります。

雑談をきっかけに、勉強する中での「わからない」を突破する手がかりを得て、ステップアップしていきましょう。

(左雲)