講師が大事にしていること〜自主性〜
英語(英検対策)・国語・社会・理科を教えている左雲(さくも)です。
小学生低学年から高校生まで年代問わず幅広く教えています。
私の担当ブログでは、これまでの授業の経験から勉強の取り組み方や成功事例だけでなく、授業内容とは外れてしまうかもしれませんが時事問題などの学生と話し合ったことについてブログに残していこうと思います。
今回は私が授業で大事にしている「自主性」についてです。
優心オンラインでは、勉強に苦手意識を持っていたり、なかなか自分からはうまく取り組めなかったりと、自主的に勉強に取り組むのが難しいことが多くのお子さんの入塾のきっかけになっています。
また、優心オンライン海外にある学校に通っているご家庭が対象であることから、親御さんから、「日本の学校と進め方が異なるので教えたくても教えられず困っている」ということを伺うことがあります。
このように、日本にいるお子さん以上に勉強に対する自主性が求められるのが、海外で教育を受けているお子さんの置かれている状況といえます。
まずは「小さな一歩から」
勉強への取り組みは、最初の一歩がとても重要です。
つまり、少しでも取り組んでみないと始まらないので、私の授業では、たくさんの宿題は出さずに、気軽に取り組める分量だけ出すようにしています。
「これぐらいならやってみるか」という限りなく低いファーストステップを用意してあげることで勉強に取り組むことができるようになります。
週5日学校に通って、塾の勉強もして、そしてさらには他の習い事もして、という感じで、忙しく日々を過ごしている子どもたちが多いです。
そんな中、自分から勉強に取り組むことは簡単ではありません。なので、まずは、軽い気持ちで取り掛かれるようなしくみを意識的に作るようにしています。
宿題の内容も「授業でやった内容のままだから大丈夫」なものにすることでハードルを低くすることができます。
自主性は勉強への前向きな気持ちから生まれる
簡単なタスクをこなしていくことで余裕が生まれたら、前向きな気持ちが生まれ、「これもやってみようかな」と思う子もいます。もちろん、思わない子もいます。
その場合は、できていることを確認できたら、ポジティブな言葉を投げかけ続けます。そして、「これもやってみるといいよ、絶対に今ならできるから」と声をかけ、これまでの経験の積み重ねがあればできる問題を解いてもらいます。
すると、「じゃあやってみるか」という感じで、消極的なお子さんであってもその問題を解き終わった時には、自分への自信が出てきます。
自主性の作り方は勉強もスポーツも全部同じ
自分から勉強に向かう習慣をつけるには、「勉強が好きだ」とまでは行かずとも、
「勉強は面白いかも」「この方法でやったらうまくいくかも」というちょっとした好奇心が重要になります。
好奇心を持つことができるようになるためには、まずは勉強での小さな成功体験が必要になります。
小さな成功体験が積み上がっていくことで、自然と前向きな気持ちが起こり、勉強に対する自主性も生まれてきます。
このような自主性の作り方は、勉強だけでなく、スポーツや趣味、なんでも同じです。
ぜひ、小さな一歩を踏み出し、小さな成功を積み重ねていくことで勉強を好きになってもらえると嬉しいです。
(左雲)