最高の「わかる!」を手に入れる秘訣:自分が先生になってみよう

英語(英検対策)・国語・社会・理科を教えている左雲(さくも)です。小学生低学年から高校生まで、年代を問わず幅広く担当しています。

わたしのブログでは、日々の授業での経験をもとに、勉強の取り組み方や成功事例、時には生徒と話し合った時事問題などについて綴っています。

オンラインで授業を受けているとき、画面の中の先生の話を聞いて「なるほど、わかったぞ!」と思う瞬間はとても気持ちが良いものです。

でも、次の日に一人で問題を解こうとすると、「あれ?どうやるんだっけ……」と手が止まってしまうことはありませんか。実は、「わかった」という気持ちと、実際に「できる」という力の間には、大きなみぞがあるのです。

このみぞをひょいと飛び越えて、勉強を一生モノにするための特別な方法をご紹介します。

だれかに「教えるつもり」で聞くだけで、脳は変身する

その方法とは、「自分が先生になって、誰かに教えるつもりで授業を受ける」という方法です。

「まだ習っている途中なのに、教えるなんて無理だよ!」と思うかもしれません。でも、実際に教える必要はありません。

「後でこの内容をお母さんや友達に説明してあげよう」と心に決めるだけで、皆さんの脳の働きは劇的に変わります。

これを心理学の世界では「プロテジェ効果(教えることによる学習効果)」と呼びます。

最近の研究(Nestojko et al., 2014)では、ただ「テストのために覚えなさい」と言われたグループよりも、「後で他の人に教えてもらいます」と言われたグループの方が、情報を整理して理解し、大切なポイントをしっかりと記憶できることが証明されています。

誰かに教えようとすると、脳は「バラバラの知識を、分かりやすい順番に並べ替えなさい!」という特別な指令を出すのです。

一対一のオンライン授業だからこそできる「言葉のトレーニング」

オンライン塾の大きな強みは、先生と一対一で、あるいは少人数でたくさんお話ができることです。この環境を最大限に活かすために、ぜひ授業の中で「自分の言葉で言い換える」ことに挑戦してみてください。

例えば、算数の解き方を教わった後、「つまり、この問題は○○を最初に見つけるのがコツなんだね!」と先生に伝えてみるのです。

これを専門用語で「自己説明」と言います。自分の口から言葉を出すことで、頭の中にあるモヤモヤした知識が、カチッと音を立ててパズルのようにつながっていきます。

また、図や表を画面で共有しながら「ここはこうなっているよ」と指し示すことも、理解を深める素晴らしい練習になります。

失敗は「宝探しのヒント」

最後に、とても大切なことをお伝えします。勉強をしていて間違えたり、説明がうまくできなかったりしたときは、がっかりしなくて大丈夫です。科学的な研究(Koh et al., 2018)によると、教えようとしてうまく説明できないことに気づくプロセスこそが、脳をさらに成長させることが分かっています。

「どこが説明できないのか」が分かることは、皆さんの宝の地図に「ここに金貨があるよ!」と印をつけるのと同じです。分からない部分を先生と一緒に解決していくことで、皆さんの力はどんどん伸びていきます。

今の皆さんは、海外という日本とは違う環境で、画面を通じて一生懸命に学習に取り組んでいますね。時差があったり、現地の学校の宿題が大変だったりと、日本にいる子たちとは違う苦労もたくさんあるでしょう。

でも、その「異なる環境で、自分の考えを言葉にして伝える」という経験は、皆さんの「伝える力」を誰よりも強く育ててくれます。

今、画面越しに挑戦している一歩一歩が、将来のあなたを助ける大きな武器になります。焦らず、自分のペースでこれからも楽しく学んでいきましょう。

優心オンラインでは、海外在住者専門の個別指導塾として、海外在住経験の豊富な講師陣が、生徒一人ひとりの理解度や興味、学習環境に合わせてきめ細やかなサポートを行なっています。

ただ勉強ができるようになることを目指すのではなく、ひとりひとりのお子さんが楽しんで勉強に取り組み、生きる力を身につけることに重きを置いています。

海外にいながら、日本の学校の学習に合わせて進めることも可能です。

お子さんの学習について何かご不安な点があれば、ぜひ一度当塾にご相談ください。