新学期が始まる前にすべきことは?
英語(英検対策)・国語・社会・理科を教えている左雲(さくも)です。小学生低学年から高校生まで、年代を問わず幅広く担当しています。
わたしのブログでは、日々の授業での経験をもとに、勉強の取り組み方や成功事例、時には生徒と話し合った時事問題などについて綴っています。
夏休みも後半に入ると、「宿題が終わりそうにない」「一学期の復習が手つかずで」といったご相談が増えます。
ただ、この時期にわたしが最初に質問するのは、宿題の残りでも小テストの点でもなく、「最近は何時に起きてる?」です。
生活リズムがくずれがちな夏休み
文部科学省が小学5年生から高校3年生まで2万3千人あまりを対象に行った調査(平成26年11月実施)に、気になる数字があります。
学校がある日とない日で起きる時刻が2時間以上ずれることが「よくある」中学生のうち、午前の授業中に眠くて仕方がないことが「よくある」と答えたのは34.1%。いっぽう、ずれることが「ない」子では13.9%でした。倍以上の開きです。
夏休みは、この「ずれ」がひと月以上続いている状態だと考えてください。
9月に時間割が元に戻っても、体のほうは自動では戻りません。休み明けに点数を落とす子を見ていると、内容を忘れているというより、一・二時間目に頭が起きていない、という場合がかなりあります。
わたしも夏休み明けに学校のペースに体を合わせるのがとても苦手で、その時期にはいつも体調をくずしていました。
眠りが浅くなると、機嫌が悪くなる
同じ調査では、寝る時刻が遅い子ほど「自分のことが好きだ」と答える割合が低く、「なんでもないのにイライラする」と答える割合が高い傾向も報告されています。
思い当たる場面があります。
以前、8月の終わりに急に受け答えがとげとげしくなった中学生がいました。勉強が嫌になったのかと聞いてみると、原因は単純で、毎晩2時過ぎまで起きていて一日じゅう眠い。
やる気が落ちたように見えるものの正体が、睡眠不足だったわけです。
直すなら、寝る時刻ではなく起きる時刻から
とはいえ「早く寝なさい」はあまり効きません。眠くないからです。順番を逆にして、起きる時刻のほうを先に決めてしまうほうが現実的です。
やり方は簡単で、起床時刻を一日15分ずつ前倒しし、起きたらカーテンを開けて光を浴びる。それだけです。1時間戻すのに4日、2時間でも8日。残りが10日あれば十分間に合います。
体に「早く寝なさい」というよりも「明日の朝、一緒に散歩に行こう」のほうが体は動いてくれます。
起きる理由を用意するのがこつです。
一日を朝早くから体を動かすようになると体には適度な疲労がたまって眠りにつきやすくなります。
おわりに
海外にお住まいのご家庭では、日本への一時帰国から帰ってきて元の生活習慣に戻すとなると、生活リズムが揺れやすい条件が重なりがちです。
だからこそ、「何時に起きるか」を一つ決めておくと、休み明けの立ち上がりがずいぶん楽になります。宿題の残りは、あとからでも取り返せます。まずは朝から整えていくといいかもしれません。
優心オンラインでは、海外在住者専門の個別指導塾として、指導経験の豊富な講師陣が、生徒一人ひとりの理解度や興味、学習環境に合わせてきめ細やかなサポートを行なっています。
ただ勉強ができるようになることを目指すのではなく、ひとりひとりのお子さんが楽しんで勉強に取り組み、生きる力を身につけることに重きを置いています。
海外にいながら、日本の学校の学習に合わせて進めることも可能です。
お子さんの学習について何かご不安な点があれば、ぜひ一度当塾にご相談ください。
参考文献
– 文部科学省「睡眠を中心とした生活習慣と子供の自立等との関係性に関する調査の結果」(平成26年11月実施、有効回収数23,139票)https://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/katei/1357460.htm
– 同・調査結果(概要)PDF https://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/katei/__icsFiles/afieldfile/2015/04/30/1357460_01_1_1.pdf