学習成果を最も高めるのは親御さんの声掛け

英語(英検対策)・国語・社会・理科を教えている左雲(さくも)です。小学生低学年から高校生まで、年代を問わず幅広く担当しています。

わたしのブログでは、日々の授業での経験をもとに、勉強の取り組み方や成功事例、時には生徒と話し合った時事問題などについて綴っています。

「またYouTubeを見てるの?」「早く宿題をやりなさい!」——。

家事や仕事の合間、タブレットを前に集中が切れているお子さんの姿を見ると、ついそんな言葉が口を突いて出てしまうものです。

特に対面での強制力が働きにくいオンライン学習では、保護者の方の「声掛け」ひとつが、お子さんのやる気の導火線にもなれば、逆に学習意欲を削ぐブレーキにもなり得ます。

オンライン塾の現場で多くのお子さん、ご家庭と向き合ってきた中で確信しているのは、学力が伸びる子に共通しているのは「親が最高の伴走者である」という点です。

今回は、お子さんの自律的な学びを引き出すための、具体的で効果的な声掛けのポイントをご紹介します。

「結果」ではなく「プロセス」に光を当てる

テストで満点を取ったとき、「すごいね、天才!」と声を掛けていませんか? もちろん喜ぶことは大切ですが、結果だけを称賛されると、子供は「良い点を取らなければ価値がない」というプレッシャーを感じるようになります。

学力を伸ばす声掛けのコツは、結果に至るまでの「過程」を言語化してあげることです。

「今日は授業が始まる5分前にログインして準備できていたね」「さっき、難しい問題で5分間じっと考え抜いていた姿、かっこよかったよ」というように、具体的な行動をフィードバックしてみてください。成果が出ていなくても構いません。いずれ成果はついてきます。

勉強は、孤独な作業です。

だからこそ、隣で見守る保護者の方が「あなたの努力を見ているよ」というサインを送ることで、お子さんの自己肯定感は高まり、「次も頑張ろう」という自発的な意欲に繋がります。

「教える人」から「聞く人」へ

お子さんが問題に詰まっているとき、つい横から解き方を教えてしまいたくなるかもしれません。しかし、ここでグッと堪えるのが親御さんの仕事です。

このような時におすすめなのは、「今の問題を、お母さん(お父さん)に教えてくれる?」という声掛けです。

人間は、他人に説明しようとするときに最も深く理解が進みます。お子さんがたどたどしくても自分の言葉で説明し始めたら、それは頭がフル回転している証拠です。

「なるほど、そう考えるんだね」「そこまでは分かったんだ、すごい!」と相槌を打つだけで十分です。

親が「先生」になる必要はありません。良き「聞き手」になることで、お子さんは自らの思考を整理し、自力で正解に辿り着く喜びを味わうことができます。

この「自力でできた」という成功体験の積み重ねこそが、確かな学力の土台となります。

わたしも立場上は先生ですが、話を引き出したり、広げたり、深めることが先生の役割だと考えています。あまり、話をリードしたり、一方的に教える時間を取らないように心がけています。

1ミリの成長を一緒に喜ぶ

例えば、「算数全体」ができるようになることを目標にすると、道は遠く感じてしまいます。まずは「今日はこの計算だけ完璧にしよう」と、目標を細分化してあげてください。

そして、それが達成されたときには、どんなに小さなことでも一緒に喜んでください。

オンラインの画面越しに見るお子さんは、日々確実に成長しています。1週間空けてあって話すだけで全然違うのです。

その背中を、言葉という温かな手でそっと押し続けてあげることが、何よりお子さんにとって必要な教育と言えるでしょう。

保護者の皆様の日常の何気ない一言が、お子さんの未来を切り拓く大きな力になるはずです。ぜひ、お子さんのがんばりを評価してあげてください。

優心オンラインでは、海外在住者専門の個別指導塾として、海外在住経験の豊富な講師陣が、生徒一人ひとりの理解度や興味、学習環境に合わせてきめ細やかなサポートを行なっています。

ただ勉強ができるようになることを目指すのではなく、ひとりひとりのお子さんが楽しんで勉強に取り組み、生きる力を身につけることに重きを置いています。

海外にいながら、日本の学校の学習に合わせて進めることも可能です。

お子さんの学習について何かご不安な点があれば、ぜひ一度当塾にご相談ください。