夏休みの思い出は、子どもにとって最高の教材です
夏休みが終わると、
「宿題は終わった?」
「勉強した?」
という話題になりがちです。
もちろん、それも大切です。
でも、今年の夏休みを振り返ってみると、子どもたちは勉強以外にも、たくさんのことを経験してきたのではないでしょうか。
レッスンでも、
「プールに行った!」
「花火を見た!」
「いとこと遊んだ!」
「日本で新幹線に乗った!」
そんな話を、本当に楽しそうに聞かせてくれます。
私はその時間がとても好きなのです。
「楽しかった!」の一言にも学びがある
「プールに行った。」
ただそれだけの出来事でも、
「誰と行ったの?」
「どんなことをしたの?」
「一番楽しかったことは?」
と聞いていくと、
子どもたちは一生懸命思い出しながら話してくれます。
実はこの時間、
国語でいう「説明する力」や「順序立てて話す力」を自然と育てています。
勉強ではないように見えて、立派な学びなのです。
海外で暮らしているからこその経験
海外に住んでいる子どもたちにとって、日本で過ごす夏休みは特別です。
お祭り。
ラジオ体操。
コンビニ。
蝉の鳴き声。
学校では学べない「日本」を体験できます。
逆に、日本に住む子どもには経験できない、
海外での学校生活や文化も知っています。
子どもたちは、大人が思っている以上に、たくさんの世界を見ています。
その経験は、これから先の学びにも必ずつながっていくはずです。
思い出は、子どもの言葉になる
レッスンでは、
「何が楽しかった?」
という質問から始まることが少なくありません。
すると最初は
「うーん、忘れた。」
と言っていた子も、
話し始めると止まらなくなります。
「あ、そういえば!」
「それでね!」
そんなふうに言葉がどんどん出てくるのです。
思い出を話すことは、
記憶を整理することでもあり、
言葉を育てることでもあります。
だから私は、勉強を始める前の何気ない会話も、とても大切にしています。
新学期だからこそ、「経験」を力に
夏休みが終わると、新しい学期が始まります。
勉強ももちろん大切ですが、
この夏に経験したことも、子どもたちの大切な財産です。
楽しかった思い出。
初めて挑戦したこと。
家族との時間。
その一つひとつが、子どもたちの世界を少し広げてくれています。
新学期は、その経験を力に変えながら、また新しい学びへつなげていけたらいいですね。
(沢村)