勉強ができるようになるには「広く学ぶ」ことを意識しよう!
英語(英検対策)・国語・社会・理科を教えている左雲(さくも)です。小学生低学年から高校生まで、年代を問わず幅広く担当しています。
わたしのブログでは、日々の授業での経験をもとに、勉強の取り組み方や成功事例、時には生徒と話し合った時事問題などについて綴っています。
「この勉強、何のためにしているの?」
中学生になり、学習内容が一段と複雑になると、多くの子供たちがこうした素朴な疑問を抱くようになるのをみてきました。
実際にわたしも中学生の頃、この勉強って将来大人になった時に何の役に立つのだろう、Excelの使い方を覚えた方が絶対役に立つじゃんと思ってパソコンにのめり込んでいました。
テストの点数を追うあまり、目の前の問題集をこなすだけの作業になってしまうと、勉強は途端につまらないものに変わってしまいます。しかし、私たちが日々向き合う学習には、単なる点数を超えた本当の面白さが隠されています。わたしは大学生になってからようやくそのことに気づきました。
近年、ある領域で学んだ知識やスキルが、別の領域の学習を促進することの重要性が改めて注目されています。
一見すると無関係に思える異なる教科を広く学ぶことこそが、実はすべての教科の理解を深め、結果として応用力を高める最大の近道なのです。
今回は、オンライン教育の現場で目撃した実例を交えながら、広く多様なジャンルを学ぶことの本当の価値について考えてみましょう。
教科の壁を越えてつながる
現代の教育において最も重視されているのは、単に記憶した知識の量ではなく、「持っている知識を統合し、未知の課題に対して柔軟に活用する力」です。
これは、文部科学省の学習指導要領や経済協力開発機構(OECD)によるPISA(生徒の学習到達度調査)でも示されています。
私たちが学校で学習するときは、教科ごとに勉強しますが、あくまでもこれは便宜上分けられているに過ぎません。どの教科もとなり合っていて、必ず教科を超えたつながりがあります。
たとえば、理科と数学の交差点でいうと、理科の物理や化学で求められる濃度の計算やグラフの読み取りは、数学の方程式や比例・反比例の概念と地続きです。
数学という道具を使いこなすことで、理科の現象をより深く整理できるようになります。
社会と国語では、歴史でその時代の社会情勢や人々の暮らしを学んでいると、国語の授業で登場する古典や近代文学の背景にある登場人物の心情が、驚くほどスムーズに理解できるようになります。
特定の教科だけに学習を絞ってしまうと、こうした「知識の架け橋」が生まれません。
広く学ぶことによって頭の中に多様な引き出しを作っておくことこそが、初見の実力テストや入試問題に直面したときに、自力で突破口を開くための最強の武器になります。
知的好奇心の化学反応
私はこれまで、オンラインという環境を通じて、多くの小中学生の学習をサポートしてきました。デジタル教材や世界中の情報に瞬時にアクセスできるオンラインの授業では、子供たちの知識が結びつく劇的な瞬間、化学反応を何度も目撃してきました。
あるとき、英語の長文読解で「世界の環境問題と持続可能な社会」というテーマの英文を扱いました。ただ単語を和訳していくだけでは、文章の本当のメッセージは伝わりません。
そこで、生徒たちが地理や公民で学んでいた国際社会の仕組みや、理科で学んだ生態系の知識を引き出しながらディスカッションを行いました。
すると、生徒たちの表情がパッと明るくなったのです。「あ、これってあの時やったことだ!」と、自分がこれまでに蓄えてきた他教科の知識がパズルのピースのようにはまった瞬間でした。
単なる記号の羅列だった英語が、世界を読み解くための生きた言葉として捉えることができたのです。
この例だけをみても、広く学ぶ姿勢は、勉強をただの暗記から、世界を冒険するエキサイティングなツールへと進化させてくれます。
まとめ
学びのアンテナを広く張り、一見するとテストに直結しなさそうなことにも興味を持ってみる。そのしなやかな姿勢こそが、皆さんのこれからの可能性を無限に広げていきます。
最後に、日本とは異なる文化や言語、生活環境の中で、時差を越えてオンラインで国語、算数・数学、理科、社会、英語の学習に励んでいる海外在住の児童・生徒の皆さんへ、心からのエールを送ります。
皆さんが今、日常的に経験している「海外での生活」そのものが、実は究極の『広い学び』の実践です。
現地の学校や生活で触れる異文化、日本とは違う街並み、飛び交う言葉――それらすべてが、日本の教科書を開いたときに「あ、これはあのことか!」と結びつく、何にも代えがたい生きた知識の宝庫です。
環境が違う中での学習は、時に大変で、日本の同級生と比べて不安になることもあるかもしれません。しかし、画面の向こう側のカリキュラムを貪欲に学びつつ、外の世界のリアルな経験を吸収している皆さんのなかには、誰よりも豊かで強固な知性が育っています。
自分の可能性に枠を作らず、今いる場所のすべてを学びのチャンスに変えていってください。画面の向こう側から、皆さんの素晴らしい挑戦とこれからの成長を、いつも全力で応援しています。
優心オンラインでは、海外在住者専門の個別指導塾として、海外在住経験の豊富な講師陣が、生徒一人ひとりの理解度や興味、学習環境に合わせてきめ細やかなサポートを行なっています。
ただ勉強ができるようになることを目指すのではなく、ひとりひとりのお子さんが楽しんで勉強に取り組み、生きる力を身につけることに重きを置いています。
海外にいながら、日本の学校の学習に合わせて進めることも可能です。
お子さんの学習について何かご不安な点があれば、ぜひ一度当塾にご相談ください。