一人になるとわからなくなってしまう
英語(英検対策)・国語・社会・理科を教えている左雲(さくも)です。小学生低学年から高校生まで、年代を問わず幅広く担当しています。
わたしのブログでは、日々の授業での経験をもとに、勉強の取り組み方や成功事例、時には生徒と話し合った時事問題などについて綴っています。
「先生、授業の内容はよくわかったのに、テストになると解けないんです」
オンライン塾で指導をしていると、みなさんからよくこんな相談を受けます。授業をしっかり聞き、その場では「完璧にわかった!」と思っても、いざ一人で問題に向き合うと、解き方が思い出せない。この「わかったつもり」と「実際にできる」の間には、実はとても深い溝があります。
私はこれまで多くの生徒を見てきましたが、学力がグンと伸びる瞬間は、先生の解説を聞いている授業中ではなく、一人で悩みながら問題を解く自習中にこそ訪れます。
授業は「地図」をもらう時間、自習は「歩く」時間
なぜ、授業だけでは不十分なのでしょうか。それを説明するために、勉強を「初めての場所への冒険」に例えてみましょう。
授業を受けることは、目的地までの「地図」をもらう作業に似ています。プロの先生が「ここが近道だよ」「ここに落とし穴があるよ」と丁寧に教えてくれるので、聞いた直後は自分もスイスイ行けるような気持ちになります。しかし、地図を眺めているだけで、その場所にたどり着けるわけではありません。
実際に自分の足で歩き、道に迷い、「あっちだったかな?」と試行錯誤しながら進むプロセス――これこそが「自習」です。
脳科学の研究でも、教科書を読み返すインプットより、記憶を一生懸命思い出す「アウトプット」の方が、記憶に深く刻まれることが証明されています。
自習で「えーっと、どう解くんだっけ?」と悩む時間こそが、脳の回路を強く鍛えているのです。
借り物の道具を「自分の武器」に変える
例えば中学生になると、単なる暗記だけでは通用しない問題が増えてきます。数学の証明や国語の読解など、自分の頭で筋道を立てて考える力が必要です。
授業で習った知識は、まだ「借り物の道具」です。それを何度も使い、失敗し、自分なりの使いこなし方を身につけることで、初めてどんな問題にも立ち向かえる「自分の武器」へと変わります。
自習は、その武器を研ぎ澄ますための大切な修練の時間なのです。
海外で頑張る皆さんの「自走する力」を応援します!
特に、日本とは違う環境で日本の勉強を頑張っている海外在住の皆さんにとって、この「自習」はさらに大きな意味を持ちます。周りに同じカリキュラムで競い合う仲間が少なく、孤独を感じることもあるかもしれません。
しかし、だからこそ、自分で目標を立てて机に向かい、一人で考え抜く習慣は、将来どこへ行っても通用する「自ら学び続ける力」になります。
今、画面の向こうで一人机に向かっているその時間は、決して無駄ではありません。あなたが悩み、ペンを動かしているその瞬間に、あなたの学力は最も力強く育っています。私たちはその「孤独なたたかい」を、誰よりも理解し、全力で応援しています。
優心オンラインでは、海外在住者専門の個別指導塾として、海外在住経験の豊富な講師陣が、生徒一人ひとりの理解度や興味、学習環境に合わせてきめ細やかなサポートを行なっています。
ただ勉強ができるようになることを目指すのではなく、ひとりひとりのお子さんが楽しんで勉強に取り組み、生きる力を身につけることに重きを置いています。
海外にいながら、日本の学校の学習に合わせて進めることも可能です。
お子さんの学習について何かご不安な点があれば、ぜひ一度当塾にご相談ください。