どんな授業をしているの?【算数編】

オンラインでもしっかり学べる!マンツーマン算数授業のようす

「海外に住んでいるけど、日本の算数の学習もきちんと続けさせたい」
そんなご家庭に向けて、私が行っているオンライン算数授業の様子をご紹介します。

授業は1対1のマンツーマン形式。1回の授業は60分(小学生以上)ですが、その時間を最大限に活かせるよう、予習・授業・復習のサイクルをしっかり作っています。

授業の流れ:予習→授業→復習のサイクル

まず、授業前に「予習」の宿題を出します。使うのは、学年に合った問題集が中心です。その子のレベルや得意・不得意に合わせて、分量や内容を調整しています。

授業では、その宿題の答え合わせからスタート。でも、単に正解・不正解を確認するだけではありません。


「この答えになったのはどうして?」


「別のやり方でもできそうかな?」


と、「なぜそうなるのか」を説明する時間を大切にしています。

一人ひとりの考え方にじっくり向き合えるのは、1対1ならではの大きなメリットです。自分の言葉で説明することで、理解がぐっと深まるのを感じます。

60分だからこそ、内容をしぼってしっかりと

60分という時間は、実はあっという間。だからこそ、何を重点的にやるかを明確にしています。

 ・前回のつまずきの復習


・予習範囲の確認と理解の定着


・必要に応じて思考力を伸ばす応用問題

この中から、その日の目標を一緒に決めて進めます。無理に詰め込むのではなく、「できた!」を積み重ねることを大切にしています

レベルに合わせて柔軟に進められる

一斉授業とは違い、マンツーマンなので進度の調整が自由です。
「どんどん進めたい」というタイプの子には先取り学習も可能ですし、「基礎をゆっくり固めたい」子には何度も復習しながら丁寧に。

また、問題集に沿って学習しながらも、必要に応じて日本の小学校の授業スタイルのような“考える時間”も取り入れています。
たとえば、「どうしてその式になるの?」と投げかけて、図や言葉で説明してもらう場面も。これが思考力や表現力の育成にもつながっていきます。

「わかる!」が「楽しい!」に変わる時間を

授業の最後には、次回に向けた復習用の宿題を出します。宿題ではできなかった問題を改めて解きなおすことで本当にできているのかをたしかめることができます。


この流れを続けることで、学ぶ習慣が自然と身につくのもオンライン授業のよいところです。

もちろんこの学習方法は絶対!というものではないので、その子に合ったやり方を毎回試行錯誤しながら進めています。

画面越しでも「なるほど!」「できた!」の声が聞こえてくると、こちらも思わずにっこり。
これからも、一人ひとりのペースに寄り添った授業で、算数の楽しさを伝えていきたいと思っています。

(沢村)