どんな授業をしているの?【国語編】

私の国語レッスン、こんなふうにやっています

今回は、私が担当している国語の授業の流れをご紹介します。

国語って、実は身につけたいことがたくさんある教科なんです。
ひらがな・カタカナ・漢字・四字熟語・慣用句・読解……とても幅広い。

特に、日本語以外の言語を主に使って生活している子どもたちにとっては、国語はなかなかハードルの高い教科かもしれません。

そこで私が意識しているのが、「ルーティン化」と「なぜ?を大事にする」という2つのポイントです。

授業の流れをルーティン化する

これは国語に限らず他の教科でもそうなのですが、毎回の授業の流れを決めておくようにしています。

基本的には、
①宿題チェック → ②ワーク → ③教科書
という流れです。

毎回同じ順番で進めることで、子どもが安心して取り組める環境を作っています。慣れてくると、「次はこれだね」と自分から動けるようになることもあります。

「なぜ?」を大切にする授業

国語では、普段使わない言葉や昔の言い回しがよく出てきます。
そうした部分は、「とにかく丁寧に」「遠慮なく説明」するようにしています。

また、子どもが「なんとなく」で答えてしまいがちなときには、「〇〇ってどんな意味?」「どうしてそう思ったの?」と問いかけをします。

意味を説明できたらしっかりほめて、もしわからなくても「わからないって言えてえらいね!」と伝えるようにしています。“わからないこと”は恥ずかしくない、そういう空気をつくるのも大切にしていることのひとつです。

読解問題でも、「なぜその答えにしたの?」「登場人物はどうしてそう思ったのかな?」など、理由を聞くようにしています。これは、理解度の確認にもなりますし、日本語で考える練習にもなります。

国語って、ほんとは面白い!

海外にいると、日本語の勉強に少し抵抗を感じるお子さんもいます。
でも、いろんな言葉やお話に触れていくことで、「国語って面白い!」と感じられる瞬間が必ず出てきます。

特に、「なぜ?」を問いかける姿勢は、おうちで日本語の本を読むときにも取り入れられるものです。
「なんでこの人、こんなふうに思ったのかな?」と聞くだけで、子どもの考える力がぐっと育ちます。

子ども一人ひとりに合った進め方で、楽しく・着実に、ことばの力を育てていけたらと思っています(^_^)

(沢村)