【雑談】タイティー屋さんでココアを頼む話

今年の夏から、シンガポールを離れてバンコクへ引っ越すことになりました。

海外生活は「次はどこの国へ行くんだろう」という変化も多く、
毎回少しそわそわします。

そんな中、先日のレッスンで、
バンコクに住んでいる中学1年生の生徒さんに、

「バンコクでおすすめの場所とか食べ物ってある?」

と聞いてみました。

すると、

「うーん…」
「わかんないです」
「そんなに覚えてないかも」

と、かなり曖昧な返事。

子どもって、
毎日その場所で生活しているぶん、
意外と“観光目線”では街を見ていないんですよね。

大人だと、
「おすすめスポット!」
みたいに考えますが、

子どもたちは、
「いつもの場所」
として過ごしているので、
案外すぐには出てこなかったりします。

「チャトラム知ってる?」

そこで私が、

「じゃあ、チャトラムって知ってる?」

と聞いてみました。

タイティーのお店として有名なお店です。

すると、それまで淡々としていた生徒さんが、

「あ、知ってる知ってる」

と少しだけテンションが上がったんです。

オンライン越しでも、
「あ、今ちょっと嬉しそうだな」
って伝わる瞬間がありますよね。

そこから、

「いつも何飲むの?」

と聞いてみると、

「ココアです」

との返事。

タイティーのお店なのに、ココア。

それがなんだかすごく面白くて、
思わず笑ってしまいました。

子どもの“定番”って面白い

大人からすると、

「せっかくならタイティー飲まないの!?」

と思ってしまうんですが、

子どもって、
そういう“自分の定番”をしっかり持っていたりします。

ラーメン屋さんでも毎回同じメニュー。
アイス屋さんでも絶対チョコ。

新しいものに見えて、
実はいつもの安心する味を選ぶ。

なんだかその感じが、すごく子どもらしくて好きです。

「行ったら報告するね」

最後に、

「じゃあ、バンコク行ったらチャトラム行ってみるね!」

と伝えると、

「ぜひ!」

と、少し嬉しそうな顔をしていました。

自分の知っている場所を、
先生がこれから体験する。

それって子どもたちにとって、
ちょっと特別な感覚なのかもしれません。

レッスンでは、
勉強の話をしている時間がほとんどですが、

こういう何気ない雑談の中で、
子どもたちの“好き”や“いつもの生活”が見える瞬間があります。

そして私は、そういう時間がけっこう好きだったりします。

…ちなみに私は、
タイティー屋さんに行ったら、
たぶん最初はちゃんとタイティーを頼むと思います。

(沢村)