【連載②】講師が一時帰国中にすること :美味しいものを食べる
英語(英検対策)・国語・社会・理科を教えている左雲(さくも)です。小学生低学年から高校生まで、年代を問わず幅広く担当しています。
わたしのブログでは、日々の授業での経験をもとに、勉強の取り組み方や成功事例、時には生徒と話し合った時事問題などについて綴っています。
全三回にわたって連載!「講師が一時帰国中にすること」
前回から3回に分けて、「講師が一時帰国中にすること」というテーマで連載しています!
今回は第2回目!学習とは関係ない、と思われるかもしれませんが、第2回のテーマとしては、「美味しいものを食べる」ことが実は学習と密接に結びついているよ、ということを書いていこうと思います。
海外在住で、一時帰国中のお子さんの学習に対して不安を抱いているお父さん、お母さんに参考にいただけると幸いです!
「美味しい」から広がる言葉と感性の世界
半年ぶりにタイから日本へ帰国し、真っ先に感じるのは日本の食の素晴らしさです。出汁の繊細な香りや、季節ごとに並ぶ旬の食材。これらは単なる食事ではなく、五感を揺さぶる「生きた教材」だと私は考えています。
例えば、国語の授業で季節を表す言葉やオノマトペを学んでも、実体験が伴わなければ言葉はなかなか定着しません。海外の多言語環境にいるお子さんは、日常で触れる日本語が少ないために言葉が出づらくなることもあります。
しかし、一時帰国中に「旬の魚は脂がのっているね」「京野菜はみずみずしいね」と、家族で食卓を囲みながら五感で味わう体験は、言葉を「伝える道具」から「考える道具」へと進化させる貴重な栄養源になります。
おいしさを伝える表現は大人でもなかなか難しいですよね。ましてや、五感で感じなければ、その言葉を発する機会もなかなかありません。
若干こじつけ感がある気もしますが、美味しいものを食べて、五感で感じて、それを友達や家族と分かち合うことは、大人にとっても、子どもにとっても重要なことではないか、と思います。
食卓は社会や理科への好奇心の入り口
また、食は社会や理科の知識とも深く結びついています。「この野菜はどの県で作られたのか」「なぜこの時期に美味しくなるのか」といった疑問は、地理や生物の学びそのものです。机に向かって問題集を解くことだけが学習ではありません。
前科の記事で述べた、書店で「いま」をキャッチするのと同様に、日本の食文化に触れることは、自分が学んでいることが社会とどう繋がっているかを知る絶好の機会なのです。
豊かなインプットが「生きる力」を育む
一時帰国中、学習の進度が滞ることに不安を感じる保護者の方もいらっしゃるかもしれません。しかし、日本で味わう感動や食を通じた発見は、将来必ず「その子だけの価値」や、困難を乗り越えるための「生きる力」へと変わります。
優心オンラインでは、こうしたお子様の唯一無二の経験を大切にし、一人ひとりの興味や環境に合わせた指導を行っています。まずは美味しいものを心ゆくまで楽しみ、心と知的好奇心を満たすインプットの時間と、インプットしたものを友達や家族と共有し合うアウトプットを大切にしてください。
その心の充足が、次なる学習への大きな原動力になるはずです。
まとめ
言葉は「伝える道具」であると同時に、「考える道具」でもあります。
一時帰国中のあらゆる経験は、お子様の中にある「学びたい!」という気持ちを大きく育てるための貴重な栄養源となります。
一時帰国中にしかできない、日本ならではの体験や、日本語に囲まれているという環境を目一杯活用していただけると良いと思います。
それでは、次回、第3回目の連載もお楽しみに!
優心オンラインでは、海外在住者専門の個別指導塾として、海外在住経験の豊富な講師陣が、生徒一人ひとりの理解度や興味、学習環境に合わせてきめ細やかなサポートを行なっています。
ただ勉強ができるようになることを目指すのではなく、ひとりひとりのお子さんが楽しんで勉強に取り組み、生きる力を身につけることに重きを置いています。
海外にいながら、日本の学校の学習に合わせて進めることも可能です。
お子さんの学習について何かご不安な点があれば、ぜひ一度当塾にご相談ください。