【英語・英検】英検の結果は、「技能別スコア」をよく見てください

英語(英検対策)・国語・社会・理科を教えている左雲(さくも)です。小学生低学年から高校生まで、年代を問わず幅広く担当しています。 わたしのブログでは、日々の授業での経験をもとに、勉強の取り組み方や成功事例、時には生徒と話し合った時事問題などについて綴っています。

英検の結果が出た日のレッスンは、だいたい二通りに分かれます。

合格した子は画面の向こうで嬉しそうに報告してくれますし、あと少しで届かなかった子は開口一番「落ちました」と言います。

けれど、わたしはどちらの子にも同じことをお願いしています。「成績表の、数字がたくさん並んでいるところを見せてくれる?」

「不合格」という一語の中に、三つの数字が入っている

英検の成績表には、合否だけでなく技能ごとのスコアが載っています。たとえば3級なら、リーディング・リスニング・ライティングがそれぞれ550点満点で表示され、一次試験はこの三つの合計で判定されます。

同じ「不合格」でも、リーディングとリスニングは合格ラインを超えていてライティングだけが大きく沈んでいる子と、三技能とも横並びで少しずつ足りない子とでは、次にやるべきことがまったく違います。

前者は英作文の型を覚えるだけで次回に届く可能性がありますが、後者は語彙をもう一段積み直す必要がある。

「不合格」の三文字だけで「もう一回、全部やり直し」と決めるのは、いちばんもったいない読み方です。

問題数が少ない技能ほど、一問が重い

英検協会は、技能ごとに問題数は異なるものの、問題数に関係なく各技能へスコアを均等に配分している、と明記しています。したがって、問題数の少ない技能ほど、一問の重みが大きくなります。

一方で、同じ技能の中であればどの問題で正解してもスコアへの影響は同じ、とも書かれています。長文の最後の一問で粘るより、前半の取れる問題を確実に拾うほうが得点は安定する。「難しい問題を捨てる」のは逃げではなく、採点の仕組みに沿った戦い方なのです。

「あと何点」が見えると、勉強は具体的になる

成績表には英検バンドという指標もあり、合格ラインまでの距離が段階で示されます。

以前、「英語が苦手だから」と受験そのものを渋っていた中学生と、成績表を一緒に開いたことがあります。

リスニングのスコアは合格ラインを上回っていました。本人が驚いて、「じゃあ苦手なのはリスニングじゃないってこと?」と少し自信が持てたようでした。

その日から、苦手の正体は「英語」ではなく「英作文の書き出し方を知らないこと」に変わりました。対象が具体的になると、勉強は急に進みはじめます。

おわりに

海外で暮らしていると、通っている学校によって英語の環境が大きく違い、日本の同学年と自分を比べる物差しがなかなか見つかりません。

英検のスコアは回や級をまたいで比較できる固定の尺度なので、住む国が変わっても自分の伸びを同じ基準で追うことができます。

合否は年に数回しか出ませんが、スコアは受けるたびに残ります。結果が届いたら、まずは技能ごとのスコアを見てみてください。

優心オンラインでは、海外在住者専門の個別指導塾として、指導経験の豊富な講師陣が、生徒一人ひとりの理解度や興味、学習環境に合わせてきめ細やかなサポートを行なっています。

ただ勉強ができるようになることを目指すのではなく、ひとりひとりのお子さんが楽しんで勉強に取り組み、生きる力を身につけることに重きを置いています。

海外にいながら、日本の学校の学習に合わせて進めることも可能です。 お子さんの学習について何かご不安な点があれば、ぜひ一度当塾にご相談ください。

参考文献

公益財団法人 日本英語検定協会「英検CSEスコアでの合否判定方法について」 https://www.eiken.or.jp/eiken/result/eiken-cse_admission.html

公益財団法人 日本英語検定協会「英検CSEスコアとは」 https://www.eiken.or.jp/cse/