【英検対策】読解問題の点数の伸ばし方

英語(英検対策など)・国語・社会・理科を教えている左雲(さくも)です。

小学生低学年から高校生まで年代問わず幅広く教えています。

私の担当ブログでは、これまでの授業の経験から勉強の取り組み方や成功事例だけでなく、授業内容とは外れてしまうかもしれませんが時事問題などの学生と話し合ったことについてブログに残していこうと思います。

前回の記事に引き続き、英検で点数を伸ばす勉強法についてです。

今回は、英検の読解問題について紹介します。

読解問題は勉強すれば一番得点が伸びやすい

読解問題は、形式は違いますが全ての受験級で出題されます。

海外在住で日常的に英語を使っていて、話したり、聞いたりするのは得意だけど、読んだり書いたりするのが苦手というお子さんは結構いらっしゃいます。

私自身は日本でずっと英語を学習していたので文字情報としてのインプットが多かったことから、そのような環境で英語を実践的に使えるのがとても羨ましいと思ってしまいます。

聞く能力や話す能力は身体的な能力や環境に大きく左右されてしまいますが、読解問題こそ、やり方を身につければ伸びやすい部分ですので、ぜひこれから紹介することを意識して取り組んでいただきたいです。

この文章では、読解問題でつまずいてしまう生徒さんのパターンをもとに、点数の伸ばし方を紹介していきます。

文法や単語がわからない

英作文の時と同様ですが、大前提となるのは、文法や単語の知識です。

英検の勉強を始める時はまずこの二つから勉強を始めるとスムーズに4技能(読む・書く・話す・聞く)に対応できるようになります。

基本となる部分ですので、まずはきっちりと文法と単語を固めるようにしましょう。

文法や語彙の知識はあるのに、文章の意味を理解するのに時間がかかってしまう

「文法や語彙の知識はあるのに、英語で書かれていることを理解するのに時間がかかる」という場合もあると思います。

特に上位級学習者がぶつかる壁だと思いますが、これは、まとまりのある文章の読み方が身についていないことが原因として挙げられます。

英語でも国語でも同じですが、どんな文章でも、必ず「何かを伝える」ために書かれています。

英検では何かから抜粋されたある程度まとまった文章、または、あるテーマをもとに作成された一つの文章や物語が出題されます。

まずは、その文章が「何を伝えたいのか」を考えながら読むようにしましょう。

そして、一つの長文問題の中でも、伝えたいことは順を追って説明されます。それは、段落というものがその機能を果たしています。

英語で書かれた文章は日本語で書かれた文章以上に段落の役割、つまり「伝えたいこと」が細分化され、必ず段落ごとにはっきりと分かれています。

「美味しいカレー作り方」がテーマであった場合で例えると、1段落目「なぜカレーを作るべきなのか」、2段落目「カレーはどういう時に食べたくなるか」、3段落目「おいしくするために必要な材料」・・・という感じで(ものすごくユニークな文章ですが)、段落ごとに必ず一言で言える小テーマのようなものがあります。

それを意識しながら読むことで、的外れな選択肢を排除することができるだけでなく、文章の意味を理解しやすくなります。

つまり、文章をダラダラと読むのではなく、どんなことがテーマになっているのかを意識することで理解しやすくなるのです。

問題を解くヒントの見つけ方がわからない

どうやって問題を解いたらいいのかわからないという生徒もいます。

話を聞いてみると、文章を読んでから問題を解いたらいいのかわからないであったり、「問題を読んでから長文を読んだ方がいい」って言われるけどその後どうしたらいいかわからなったり、という悩みがあるようです。

読解問題を前にしたときにすべき行動の流れは以下の通りです。

1.問題を一通り見て「ああこの文章はこんなことが書いてあるのかな」と想像してみる

2.タイトルを含め、文章を頭から読む

3.読みながら問題の中と似たようなフレーズがいくつか出てきたら問題に立ち返って解く

4.問題の箇所と合わないなと感じたらそのまま文章を読み進める

英検の読解問題はこの流れで進めるとスムーズに解き進めることができます。

というのも、問題が文章の流れの通りになっているからです。

この解き方を練習問題でぜひ実践してみてください。

まとめ

以上、読解問題の学習方法をここまで述べてきましたが、まずは基礎的な文法・英単語を一通り固めた後、上記の二つを意識して長い文章を読む練習を重ねてみてください。

(左雲)