【算数】大事なのは予習?復習?【レッスン日記】
みなさん、突然ですが質問です。
算数の勉強で「予習」と「復習」、どちらが大事だと思いますか?
「新しい内容を自分で理解できるようになる“予習”でしょ。」
「間違えたところをやり直す“復習”のほうが大事だと思う。」
どちらの意見もごもっとも。
…ですが、実はこの質問の答え、「両方大事」なんです。
ずるい答えに聞こえるかもしれませんが(笑)、今回はそれぞれの役割と目的を、実際の授業例もまじえてお話しします。
予習は「効率よく進めるため」の下準備!
私のレッスンでは、基本的に予習をお願いしています。
理由はシンプルで、限られた授業時間を最大限に使いたいからです。
週に1~2回、1回60分のレッスン。
その時間内で新しい単元の説明、問題演習、質問対応まで全てをこなすのはなかなか大変です。
でも、事前に「教科書を読んでおく」「新しい単語や考え方に目を通しておく」だけでも、レッスンの進み方がまったく違ってきます。
子ども自身も「なんか聞いたことある!」という安心感をもって授業に臨めますし、質問もしやすくなります。
予習は、レッスンをスムーズに進めるウォーミングアップのようなものです。
復習は「間違いを自分の力に変える」チャンス!
一方で、レッスンの中で私が特に大事にしているのが復習です。
間違えた問題に✔(チェック)をつけることは、私の授業ではおなじみのルール。
理由は、あとで復習するときに、効率よく自分の弱点に戻れるからです。
たとえば、中学1年生で「文字式(xやyを使った計算)」を勉強していたとしましょう。
全部を復習しようとすると、時間も労力もかかってしまいますよね。
でも、「自分が間違えたところだけ」に戻れたら?
ピンポイントでやり直すことで、苦手の克服に直結する復習になります。
特にテスト前や時間のないときには、この「効率のよい復習」がとても大切です。
【まとめ】予習と復習は「授業の前後」で役割が違う!
- 予習は授業をスムーズに、わかりやすくするための下準備。
- 復習は自分の理解を深めて、知識を定着させるための仕上げ。
どちらが欠けても「もったいない!」
毎回のレッスンでしっかり予習と復習をすることで、学習の効果はグンと上がります。
予習と復習、どっちが大事?という問いの答えは、
「どちらも、それぞれのタイミングで意味がある」ということ。
私のレッスンでは、この学びの“リズム”を大切に、子どもたち一人ひとりと向き合っています。
これからも、コツコツと積み重ねていきましょう!
(沢村)