【小6算数】宿題を終わらせたい!【レッスン日記】

実際のレッスンの様子を毎週お届けしています。

どんな宿題?どんな目標?

今回は小学6年生のKさんと一緒に、算数の宿題計画に取り組みました。

Kさんの宿題は、見開き1ページ・1章分が19個という大ボリューム。1か月で終わらせるという目標がある中で、「どうやって進めるか」が今回の大きなテーマとなりました。

いきなりやらない!まずは「できる・できない」を仕分け

宿題に取りかかる際、Kさんは「とにかく1番から順番にやらなきゃ」と思い込んでいた様子でした。ですが、今回はそのやり方を少し変えてもらい、問題を次の3つに分類してもらいました。

①自力で解ける問題
②自信はないけれど一人でがんばれそうな問題
③一人では難しい問題

(実際に計画したときのもの)

まずは全体を見渡し、自分にとってどの問題がどの分類にあたるのかを判断することから始めました。この作業によって、Kさん自身が「この問題はすぐできそう」「これは先生と一緒にやった方がいいかも」と、宿題の全体像と自分の理解度を客観的に見られるようになってきました。

最初は戸惑いながらも、「あ、これなら一人でできるかも!」と声に出す場面もあり、自分の得意・不得意に気づく良い機会になったようです。

宿題をこなすだけじゃもったいない!本当に身につけたい力とは

この日のレッスンで特に大切にしたのは、「計画的に進める力」を身につけることです。計画を立てるというと、日付ごとのスケジュールを作ることだと思いがちですが、それだけでは不十分です。

「どの問題を、どの順番で、どれくらいの時間をかけて取り組むか」を自分なりに分析し、戦略を立てることもまた、重要な学習の一部です。順番通りにやらなければいけないという思い込みを取り払い、自分なりのやりやすい方法を見つけることで、結果として効率も上がります。

このような力は、算数の問題だけでなく、今後の学習や社会に出てからも役立つ「段取り力」「自己管理力」に直結します。

次回は“むずかしい問題”にチャレンジ!

次回は、分類した問題群の中から「③一人では無理」と思った問題に挑戦していきます。できること・できないことを見極めたうえで、サポートを受けながら取り組む練習をすることで、少しずつ“自力の範囲”を広げていけたらと思います。

毎回のレッスンを通じて、ただ宿題を終わらせるのではなく、「どうやって進めるかを考える力」も一緒に育てていきます。

(沢村)