【小4社会】 都道府県が覚えられない場合の学習法

英語(英検対策)・国語・社会・理科を教えている左雲(さくも)です。

小学生低学年から高校生まで年代問わず幅広く教えています。

私の担当ブログでは、これまでの授業の経験から勉強の取り組み方や成功事例だけでなく、授業内容とは外れてしまうかもしれませんが時事問題などの学生と話し合ったことについてブログに残していこうと思います。

今回は、オンライン塾で社会科を勉強する意義について、私が授業をしながら考えていることについて書き残してみようと思います。

「都道府県が全然覚えられないです」

小中学生のお子さんを塾に通わせる場合、英語や国語、算数などを勉強する選択をされる方は多いと思います。

一方で社会や理科を選択される方はそう多くはないのではないでしょうか。

私は国語を教えていたお子さんから社会科目もできたら教えて欲しいと保護者の方からご依頼をいただき、国語と社会を教える機会に恵まれました。

Aくんは当時小学校4年生。日本地図を勉強していて全然都道府県が覚えられないと困っていました。

勉強と思わずクイズ感覚で!

Aくんは東北出身で、まず自分の住んでいたところから覚えていこう!と北海道〜東北エリアを完璧に覚えられるまで毎週クイズを繰り返して行いました。

それができたら次は関東、そして中部・・・と地方ごとに分けて、3か月ほどかけて着実に学習していきました。

ご自宅でも都道府県パズルに取り組んでくれて、都道府県名と形を毎回しっかりと覚えてきてくれました。

学習を一通り終えた後も、忘れかけた頃に抜き打ちクイズをして定着を図りました。

都道府県の形と名前を覚えるだけではもったいない

「先生〜このクイズ飽きた〜」

クイズは楽しんでくれていましたが、ある時、形と名前を覚えるだけの作業はつまらないと感じたようです。

一通り都道府県の場所と名前を覚えてもらったあとは、地域の特色について勉強するようにしました。(4年生の社会科でも自分の住む地方について学ぶ単元があります)

Aくんの住んでいた都道府県どんなところだった?という雑談からはじめると、住んでいた地域の美味しいレストラン、ラーメン屋、よく遊びにいった場所などを思い出しながらいろんなことを教えてくれました。

社会の学習では興味に応じた調べ学習、その後のアウトプットが重要

そこからもう少し広げて、授業では地図を見ながら地形や気候について話したり、宿題では、農産物や製造、有名な観光地など、その地域の産業について調べてきてもらい、簡単なプレゼンテーションのような形で私に向けて発表してもらったりしました。

学校でもタブレットやパソコンを使ってよくプレゼンテーションをするそうで、大人でもびっくりしてしまうような資料と発表原稿を作って発表してくれました。

自分で調べて発表したことで、とても自信がついたようでした。

調べて発表するだけではなく、もう1ステップ

クイズやなぞなぞを自分で作るのが好きなAくんに、

「いつも先生ばかり出題者でずるい!」と言われてしまいました。なので、

「次からはAくんが毎回出題者ね!都道府県について調べてきたものを毎回クイズにして先生に問題出して!」

と言ってみると目を輝かせ、その次の授業からは恒例イベントになりました。

上記のような方法で、社会科に苦手意識を抱いていたAくんは授業を通して都道府県だけでなく、次第に住んでいる国のことにも関心を抱き、話をしてくれるようになりました。

発表するだけでなく、クイズにすることで、「どうやったら答えてもらいやすいか」「どういう問題であれば解く人が楽しいか」ということも考え、思考力が身につきます。

一方的に知識を教わるだけの社会の授業ほどつまらないものはありません。

アクティビティを通じて楽しみ、関心を持ってもらうことが社会の勉強ではとても重要です。

優心オンラインで社会科の学習をするメリット

社会科を学ぶ意義とは、「自分の半径1メートルから、遠くで起こっていることまで想像する力を育む」ことだと思います。

海外在住者専門の優心オンラインでは、生徒の皆さんは現地の学校やインターナショナルスクール、日本人学校など、普段はそれぞれの教育環境で学んでいます。

住んでいる地域によって学習する内容も全く違うものかもしれません。

日本人学校で日本のことについて勉強していても、あまり実感が湧かないということがあると思います。

優心オンラインの先生も海外在住者や海外経験が豊富であったり、様々な経験を積んでいたりする先生も多く在籍しています。

多様なバックグラウンドを持つ先生が、様々な環境に置かれた子どもたちに対し、新たな視点を提示することでさらに広い「社会を見る視点」を養うことができます。

優心オンラインでは夏期休暇の期間など時間が多く取れる場合、授業数や他の教科の学習を増やすことも可能です。

主要教科のみならず、お子さんの関心を広げるための社会や理科などの科目の受講もぜひご検討ください!

(左雲)