【国語】どんなぼうしをかぶっているかな?【レッスン日記】
苦手でも大丈夫。楽しく学べる工夫を
今回のレッスン日記は、国語にちょっぴり苦手意識のある2人のお子さんと一緒に取り組んだ『ミリーのすてきなぼうし』の音読レッスンの様子をお届けします。
どちらも日本の学年では小学3年生にあたりますが、国語にはあまり前向きな気持ちをもっていないようです。普段はワークの問題集を中心に学習していますが、どうしても単調になりがち…。
そこで今回は気分を変えて、教科書の音読を中心にしたレッスンにチャレンジしました。
「会話しながら読む」ことで入りやすく
『ミリーのすてきなぼうし』は、イメージを広げながら楽しめる物語。今回は一気に読まず、音読をしながらその場その場で問いかけを挟むスタイルにしました。
「このぼうし、どう思う?」
「なんでおばあさんは暗い湖のぼうしだったのかな?」
問いかけに対して、
「きょうりゅうを頭の上にのせてる!たたかってるんだよ!」
「わからないけど、むかしかなしくなるようなことがあったんだよ。」
など、それぞれの言葉で気持ちを表現してくれました。
国語の授業というと「正解を言わなきゃ」と思ってしまいがちですが、こうした自由な会話の中で“感じたことを話す”こと自体が学びになります。
最後は自分だけの「すてきなぼうし」を
音読のあとには、ZOOMのホワイトボード機能を使って「自分のすてきなぼうし」を描いて発表するミニワークも行いました。
「これね、わたしのすきなもの!」
「チョコレート、うまいぼう、ハイチュウ、、、!スナックのぼうし。」
と笑い声が絶えない時間に。国語の時間に、こんなにもリラックスした笑顔が見られるなんて、レッスンが始まったときのの様子を思うと嬉しくなりました。
「考える」前に「感じる」ことから
国語に苦手意識があるお子さんでも、読み方や問いかけの工夫次第で「楽しい」に変えることができると改めて実感した時間でした。
文章を正しく読む、正しく答えるも大切ですが、
《「自分なりに考えて話す」「感じたことを言葉にする」》という体験は、それ以上に心に残るのではないでしょうか。
次回は、どんな「すてきなぼうし」が登場するかな?
そんな期待とともに、また楽しいレッスンを届けていきたいと思います。
(沢村)