【レッスン日記】「どこでミスしている?」を一緒に探した数学の時間
先日、アメリカ在住のAさんと、中学1年生の数学のレッスンを行いました。
現在学習しているのは、一次式の計算。
今回は、
3(a+7)-4(-5+3a)
のような、かっこを外して整理する計算を扱いました。
Aさんは普段、理解が早く、
計算の飲み込みもかなり速いタイプです。
説明をすると、
「つまりこういうこと?」
と自分で整理しながら進められるので、
レッスンもテンポよく進むことが多い生徒さんです。
今日はいつもよりミスが多い
ただ、その日は少し様子が違いました。
計算の考え方自体は理解できているのに、
途中で符号ミスが続いていたんです。
特に多かったのが、
後半部分の「+」「-」のミス。
たとえば、
−4(-5+3a)
を展開するときに、
符号が途中で入れ替わってしまったり、
最後の整理でプラスとマイナスが逆になってしまったり。
見ていると、
前半部分は比較的安定しているのに、
後半へ進むにつれて少し急いでしまう様子がありました。
「どこで間違える?」を一緒に整理する
こういう時、
ただ「ここ違うよ」と直していくだけでは、
同じミスを繰り返してしまうことがあります。
なので今回は、
「どこでミスしてることが多いかな?」
を、一緒に確認しながら進めていきました。
問題を見返していくと、
“後半部分に入った時に、確認が少し雑になりやすい”
という傾向が見えてきました。
するとAさん自身も、
「あ、たしかに後ろで間違えてる」
と気づくことができたんです。
そこでその日は、
「後半部分の見直しを強化する」
というポイントを意識しながら解いていくことにしました。
“自分で気づく”が大事
勉強では、
「どこが苦手か」を自分で把握できるようになることが、とても大切だと思っています。
ただ解き直すだけではなく、
「自分はどこで崩れやすいのか」
を知ることで、
見直しの仕方も変わっていきます。
特に数学は、
理解できていても、
小さなミスで答えが変わってしまう教科です。
だからこそ、
“自分のミスの傾向”
を知ることが大事なんですよね。
次のレッスンで見えた変化
そして別の日。
宿題の答え合わせをしている時に、
Aさんが、
「ちょっと確認していいですか」
と、自分から言ったんです。
そのあと、
後半部分をもう一度見直してから答えると――
見事、正解。
私はその瞬間、
「あ、ちゃんと自分で意識できるようになってる」
と感じました。
もちろん、
計算ミスはこれからもあると思います。
でも、
「どこを確認したらいいか」
を自分でわかっているだけで、
勉強の進み方は大きく変わります。
今回のレッスンは、
ただ計算を学ぶだけではなく、
“自分のミスと向き合う”
そんな時間になった気がしています。
(沢村)