【レッスン日記】「あと少し」を一緒に埋める数学のレッスン

先日、バンコクに住んでいるYさんと数学のレッスンを行いました。

現在学習しているのは、中学1年生の「一次式の乗法・除法」。文字を使った計算にも少しずつ慣れてきて、式を整理する問題にも取り組んでいます。

レッスンをしていて感じていたのは、「基本はできている」ということ。

考え方は理解できていますし、解き方もきちんと身についています。

でも、あと一歩。

「惜しいなあ」と思う問題が、少し多い印象でした。

間違える場所は、いつも同じ

問題を解いている様子を見ていると、途中までは順調です。

ところが最後まで解き終わると、答えが違う。

「どこだろう?」

と一緒に見直してみると、

マイナスをプラスとして計算していたり、
符号を書き間違えていたり。

考え方が分からないのではなく、本当にもったいないミスが続いていました。

もちろん、計算問題では誰にでもケアレスミスはあります。

でも、同じようなミスが続くと、「何か原因があるのかもしれない」と感じていました。

中間テストで見えた課題

そんな中、先日Yさんが通っている日本人学校で中間テストがあったそうです。

レッスンの最初に、

「どうだった?」

と聞いてみると、

「思っていたより低かったです。」

と少し悔しそうな様子。

そこで、

「何が原因だったと思う?」

と聞いてみると、

「符号違いとか、計算ミスが多かった。」

と話してくれました。

その言葉を聞いて、私はすぐにレッスン中の様子が思い浮かびました。

やっぱりそうだったんだ。

レッスンでも、答えが合わなかった問題を見返すと、ほとんどが符号の見落としや計算ミス。

理解できていないわけではないからこそ、少し悔しい結果だったと思います。

次の目標は「解ける問題を落とさない」

そこでYさんとは、

「期末テストでは、まずケアレスミスを減らそう。」

という目標を立てました。

新しい解き方を覚えることももちろん大切ですが、

今できる力をきちんと発揮できれば、点数はもっと伸びるはずです。

そのために、

「符号は最後にもう一回見る。」
「計算が終わったら、マイナスが合っているかだけ確認する。」

そんな、自分なりの見直しポイントを一緒に考えました。

テストでは焦ってしまうこともあります。

だからこそ、「何を確認すればいいのか」を決めておくことも、大切な準備のひとつだと思っています。

比べるのは、昨日までの自分

テストが返ってくると、

平均点や順位が気になることもあります。

もちろん、それも一つの目安です。

でも私は、それ以上に大切なのは、

「前の自分より成長できたかどうか」

だと思っています。

前回は符号ミスが5問あったけれど、今回は2問になった。

前は見直しをしなかったけれど、今回は最後まで確認できた。

そんな小さな変化も、立派な成長です。

勉強は、誰かと競争するだけのものではありません。

昨日までの自分より少し前に進めたなら、それは確かな一歩です。

期末テストでは、点数だけでなく、

「今回は自分のミスを減らせた!」

そんな達成感も味わってもらえたら嬉しいなと思っています。

(沢村)