【コラム】海外での家庭学習、日本語の勉強は「毎日完璧」じゃなくていい
海外では「日本語の勉強時間」が少なくなりがち
海外で暮らしていると、子どもたちの毎日は意外と忙しいものです。
インターナショナルスクールや現地校に通っていれば、学校では英語や現地の言葉を使って勉強します。
帰宅してからは学校の宿題。
そのあとに日本語の勉強もしようと思うと、「やることがいっぱい!」となってしまうこともあります。
保護者の方からも、
「日本語の勉強まで手が回らなくて……」
「家では日本語を話しているけれど、読み書きはなかなか……」
というお話を聞くことがあります。
「毎日やらなきゃ」と思いすぎない
日本語を維持したいと思うと、「毎日漢字をやらせないと」「毎日読書させないと」と考えてしまうかもしれません。
もちろん、継続することは大切です。
でも、毎日たくさん勉強することだけが継続ではありません。
例えば、
今日は漢字を5個だけ。
明日は教科書を少し音読。
週末は日本語の本を一緒に読む。
そんなふうに、その日の予定やお子さんの様子に合わせて、無理のない量に調整することも一つの方法です。
「今日はこれだけできた!」
という日を増やしていくことのほうが、長く続けやすいこともあります。
「日本語を使う」ことも家庭学習
海外で暮らしていると、日本語を使う機会そのものが少なくなりがちです。
だからこそ、家庭でのちょっとした会話も大切な学びになります。
「今日、学校どうだった?」
「一番楽しかったことは?」
「それって日本語では何て言うんだろう?」
特別な教材を用意しなくても、日常の出来事を日本語で話すだけで、言葉を使う機会を増やすことができます。
もちろん、子どもが嫌がるときまで「日本語で言って!」と無理をする必要はありません。
大切なのは、日本語を「勉強するときだけ使う言葉」にしないことです。
「日本語を忘れないように」から一歩進んで
海外で暮らすお子さんの日本語学習では、「日本語を忘れないように」という気持ちが大きいかもしれません。
でも、日本語は「忘れないため」だけに勉強するものではありません。
日本にいる家族と話したり、日本の本を読んだり、日本へ一時帰国したときに友達と話したり。
日本語が分かることで、できることや楽しめることが増えていきます。
だからこそ、「やらなきゃいけない勉強」だけではなく、「日本語って楽しい」と思える時間も大切にしてほしいと思っています。
家庭だけで抱え込まなくても大丈夫
海外での子育てでは、日本語の学習を家庭だけで支えることが難しい場面もあります。
学校の宿題、習い事、家庭での日本語、さらに漢字や国語の勉強……。
全部を保護者の方が見ていく必要はありません。
優心オンラインでは、お子さんの学校や生活環境、日本語の使用状況などを聞きながら、その子に合ったペースで国語や算数・数学の学習を進めています。
「家ではなかなか勉強してくれない」
「日本語の読み書きをどうやって伸ばせばいいか分からない」
そんなときは、家庭だけで頑張りすぎなくても大丈夫です。
海外で暮らしているからこそできることもあります。
無理なく、長く、日本語とつながっていく。
そんな学び方を、お子さんと一緒に見つけていけたらと思っています。
(沢村)