【コラム】「勉強しているのに成績が上がらない」と感じたら見直したいこと

勉強しているのに成績が上がらない…そんなときに見直したいこと

「毎日勉強しているのに、なかなか成績が上がらないんです。」

保護者の方から、このようなお話を伺うことがあります。

宿題はきちんとやっているし、机に向かう時間も確保している。それでも思うような結果が出ないと、「勉強のやり方が合っていないのかな」と不安になりますよね。

もちろん、勉強時間を確保することはとても大切です。

でも、レッスンをしていて感じるのは、「どれだけ勉強したか」と同じくらい、「どう勉強したか」が大切だということです。

「わかったつもり」が一番もったいない

例えば数学。

解説を聞いて「わかった!」と言ったのに、次の問題になると手が止まってしまうことがあります。

国語でも、「文章の意味はわかる」と言っていたのに、理由を聞かれると答えられないことがあります。

これは決して珍しいことではありません。

実は、「先生の説明を聞いて理解したこと」と、「自分の力で解けること」の間には、小さな壁があります。

この壁を越えるには、自分で考える時間が必要です。

説明を聞くだけではなく、「どうしてそうなるんだろう」と考えたり、「自分の言葉で説明してみる」ことが、本当の理解につながっていきます。

間違えた問題こそ、一番価値がある

レッスンでは、生徒が間違えた問題をすぐに直すのではなく、

「どこまでは合っていた?」
「何を考えてその答えになったの?」

と、一緒に振り返る時間を大切にしています。

すると、「計算方法は合っていたけれど、最後の符号を見落としていた」「問題文を最後まで読んでいなかった」など、自分でも気づいていなかった”ミスのクセ”が見えてくることがあります。

勉強というと、「正解すること」が目標になりがちですが、本当に成長につながるのは、「どうして間違えたのか」を知ることです。

だから私は、「間違えてよかったね」と伝えることも少なくありません。

間違いは失敗ではなく、次にできるようになるためのヒントだからです。

成績は少し遅れて伸びてくる

勉強は、努力した分だけすぐ結果が出るとは限りません。

スポーツでフォームを変えても、翌日に急に記録が伸びるわけではないのと同じように、勉強も「考え方」が変わってから結果が出るまでには少し時間があります。

だからこそ、目の前の点数だけで判断してしまうのは少しもったいないな、と感じます。

レッスンをしていると、最初の数週間はあまり変化がなくても、ある日突然「そういうことか!」と理解がつながり、一気に解けるようになる子がたくさんいます。

その瞬間を見るたびに、「学びには、その子なりのペースがあるんだな」と感じます。

大切なのは「積み重ね」を信じること

勉強は、毎日少しずつ積み重ねていくものです。

たくさん問題を解く日もあれば、たった一問をじっくり考える日があってもいい。

大切なのは、「今日も一つ理解できた」「昨日より少し考えられるようになった」という小さな成長を積み重ねることです。

もし今、「頑張っているのに成績が上がらない」と感じていたら、一度「勉強時間」ではなく、「どんなふうに考えながら勉強しているか」に目を向けてみてください。

その小さな見直しが、これからの大きな成長につながっていくかもしれません。

(沢村)