「できた!」が自信になる瞬間

うちの子ども、全然勉強してくれない、、、

こんな悩みを抱えたことはありませんか?

かくいう私は小学生から高校まで勉強が大嫌いでした。

どのくらい嫌いかというというと、授業のほとんどは居眠りする日々でした。(今思うと、親には申し訳ない気持ちです笑)そのくらい勉強に対して、ネガティブなイメージをもっていました。

勉強が嫌いだと思った要因の一つが難しくてわからない状態が続いていてつまらなかったからです。

例えば、該当学年が五年生だが、漢字が一、二年生レベルだったとします。その子が該当学年相当の教科書を使った学習をしたとしたらどうなるでしょうか。

「何を書いているのかわからない」

「言葉の意味がわからない」

「漢字が難しい」

こんなことを思うでしょう。

勉強をするには、自分のレベルがどのくらいなのか知って対策することが重要なのです。

とある生徒さんとの国語の授業でのエピソードです。

Aさんは該当学年は三年生ですが、カタカナと漢字が1、2年生レベルで、書くことが苦手でした。

最初の授業では、以前紹介した「漢字ビンゴ」を使って、カタカナと漢字学習をしましたが、なかなか集中できずに画面でお絵描きしてしまう状況でした。

そこで私は「国語の勉強に対してのハードルを下げて、まずは授業が楽しいと思ってもらおう」と考えました。

Aさんはお絵描きが好きと言っていたので、毎時間のレッスンの最初にカタカナかるたを一緒につくることにしました。

ルールは簡単で、かるたの枠に指定の文字から始まるモノの絵を描いて、何を描いたのかあてっこしながら、その言葉をカタカナで書いていく方法です。

時間はかかりますが、最初のルーティンとして続けた結果、今ではカタカナがわからなかったり、間違えたりしても「あ!そうだ、思い出した!」「できた!書けた!」と積極的な姿勢で取り組むようになりました。

また、漢字に関しても「これはどう書くの?」「これであってる?」と自分から聞いたり確かめたりするようになり、最初の方よりも明らかに意欲的になりました。

保護者の方からも以前までは漢字学習に取り組むのを嫌がっていたが、カタカナかるたは楽しい!と本人が言っていましたというお声もいただきました。

今回は国語の例でしたが、算数・数学やほかの科目でも同じことがいえます。

自分にあったレベルとやり方で「できた!」「楽しい!」と思うことでその勉強に対する見方が変わります。

「やらされる」勉強ではなく「なんかできて、楽しい」勉強へシフトしてみませんか?

(沢村)